SHISHIRA

「憂きことの 尚この上に積もれかし 限りある身の力試さん」

日高晤郎 独り語り「峠道」を聴く。

2020年07月26日 | 日記
北海道では、土曜日と言えばSTVラジオで放送されていた「ウイークエンドバラエティ 日高晤郎ショー」。
パーソナリティーは、日高晤郎さん。


朝8時から夕方5時まで、9時間、長年生放送をしてきた方です。
かつて市川雷蔵、勝新太郎を師匠として数々の映画に出演していました。そして北海道に縁があり、「話芸人(わげいにん)」としてラジオなどで活躍されました。

不手際があるとアシスタントやレポーターを番組中でも叱りつけることもあったり、歯に衣着せぬ物言いで、好き嫌いが分かれる人物でもありました。
僕もいい気持ちで聴くことができない時期がありましたが、それでもいつの間にか"土曜日は日高晤郎"の生活になっていきました。
残念ながら2018年3月24日の放送を最後に、4月3日悪性腫瘍により亡くなりました。
勉強家で話芸人としての晤郎は素晴らしい才能がありました。
機会をみてブログで紹介したいと思います。

今日は、1985年民間放送連盟賞ラジオ娯楽番組部門最優秀賞受賞作品の「峠道」を紹介します。
時代を強く生き抜いてきた一人の女性の辛く悲しい生きざまを日高晤郎さんが当時の情景と女性の心情が思い伝わるように語ってくれた作品です。この作品を聴くと、晤郎さんが"話芸人"であることが理解できます。
言葉ひとつひとつを大切にした話は情景に引き込まれていきます。
45分のお話です。ごゆっくりお聴きください。

↓mp4ファイルで聴くことかできます。
日高晤郎「峠道」