昭和人俊やんの鐵活日誌回顧録帳

西鉄電車【其の伍】門司港に静態保存の北九州市内電車

8/16は門司港へ。
門司港ではどうしてもあるモノを見たくて、30分ほど時間をもらった。

そのあるモノとは、


はい!コレ。
北九州市内電車(西鉄北九州線)138形148号。
西鉄北九州線のうち、北九州本線門司〜砂津間、戸畑線、枝光線が1985年に廃線になったが、その時まで活躍していた車両。
北九州線の前身九州電気軌道が導入した車である。
写真は山側非パンタ方。


門司・戸畑エリア営業運転最終日である1985/10/19、幸町電停にて。
左が138形(門司港保存の148号とは同形の145号)。
138形はこの日をもって全車運用離脱している。


海側側面。山側に比べて錆が酷い。


山側パンタ搭載方。尾灯がなくなっている。
出口扉右横の窓が上下ともHゴム支持の固定窓になっているが、窓枠更新当時(1978年頃)その位置にワンマン車のみ運賃表を掲出していたため。
1980年頃、運賃表がバスと同様自動化された時に掲出をやめている。


窓越しから撮った車内。ほぼ廃車直前当時のままで、運賃箱、乗換券発行器、整理券発行器、自動運賃表示器も残されている。
車内にゴミが散乱しているのが気掛り。
運転席後の仕切りには、何と電車利用促進の西鉄自社広告が当時のまま残されていた。

旧塗装(かつての西鉄電車の標準色)に一度は塗り直されてはいるものの、塗装の劣化や尾灯の欠落など状態は決して良好とは言い難い。

【おまけ】

九州側の福岡県北九州市門司区と、本州側の山口県下関市を結ぶ関門橋。1973年に開通しており、もう開通51年になる。開通当時(私はまだ幼稚園児)地元ではかなり大騒ぎしていた記憶がある。
関門海峡遊覧船から撮影。




言わずと知れた門司港駅。数年前にリニューアルしているが、リニューアル後は初めてである。ホームに停車中の列車は811系リニューアル&ロングシート化改造車。
もうここにかつての主力車だった白い415系(鋼製車)の姿はない。

【完】
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