goo

「携帯・スマホ等を活用した遭難者の位置特定に関する調査検討会」

「携帯・スマホ等を活用した遭難者の位置特定に関する調査検討会」

雪崩遭難者の救助にさいして 位置特定には 457kHzの雪崩ビーコンなどがあるが、遭難者 捜索者が 雪崩ビーコン不携帯の場合、捜索救助には多大な労力時間がかかる。

現在 広く普及している携帯・スマホ等を活用して雪崩等によって遭難者が雪の中に埋もれた状況においても早期に位置特定を可能とする捜索システムはできないものだろうか。

総務省北海道総合通信局 (無線通信部企画調整課)
平成28年6月「携帯・スマホ等を活用した遭難者の位置特定に関する調査検討会」(座長:北海道大学大学院 情報科学研究科 教授 大鐘 武雄(おおがね たけお))
では

遭難者が携行している携帯・スマホ等の電波を利用して 携帯・スマホ等が雪の中に埋もれた状況において、位置の特定につなげる方法等を検討。




遭難者が雪に埋もれている状態を想定し、雪の中にある携帯・スマホがGPS衛星からの信号をどの程度受信できるか、基地局との通信に使用する電波がどの程度減衰するか等の技術的試験を実施。携帯電話用の係留気球無線中継局を使用した公開実証試験を行った。







平成28年12月19日(月曜日) 10時40分から14時30分
説明会:羊蹄山ろく消防組合消防庁舎(北海道虻田郡倶知安町北3条東4丁目1番地3)
実演会:グラン・ヒラフ スキー場 (北海道虻田郡倶知安町字山田204)


マネキン人形に着せたスキーウェアの内側ポケットにスマートフォンを入れ、深さ約4mの雪に埋め、上空約70mに上げた係留気球無線中継局を使用して位置を特定できるかどうか検証。

その結果、専用のアプリケーションソフトを搭載したタブレット端末にマネキン人形の位置を地図上に表示することができ、スマートフォンとの通信も可能だった。

携帯電話やスマートフォンが雪の中に埋もれた状況において、積雪等がGPS衛星電波の受信及び携帯電話基地局との通信に及ぼす影響等について、技術的な検証を行い、雪に埋もれた携帯電話やスマートフォンと通信が可能な深さは、雪の含水率(雪質)が高くなるほど、入射角が大きくなるほど、周波数が低くなるほど、短くなる等の結果が得られた。









ドローン
さらに、迅速に遭難者の位置を特定するため、無線中継装置を搭載したドローンの活用も。


【総務省北海道総合通信局 (無線通信部企画調整課)】

「携帯・スマホ等を活用した遭難者の位置特定に関する調査検討会」
http://www.soumu.go.jp/soutsu/hokkaido/R/20170330r.html

携帯・スマホ等を活用した遭難者の位置特定に関する調査検討結果 概要
http://www.soumu.go.jp/main_content/000476809.pdf
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
« 平成29年5月20... TREK TRACK »
 
コメント
 
コメントはありません。
コメントを投稿する
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。