春宮のひとり言

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春宮のひとり言 775

2023-04-02 18:30:44 | 日記
お題が『桜』なので、春宮のコレクション?している髪留めを写真撮影して、投稿しようとしましたが、技術不足か、らくらくホンでは無理なのか、出来ませんでした😢文章で表現しなさい…ということでしょうか。
数年前、久しぶりに京都に日帰りでまいりました。中谷比佐子先生と安東孝子さんの『東の着物・西の着物』という話を伺う為でした。夜は、安東孝子さんのお店に京都生まれの宮川町の舞妓さんがいらして、舞妓さんから色々なお話を伺うという会でした。
春宮は、少し遅刻して、先に豆皿で有名な『てっさい堂』さんに寄りました。『てっさい堂』には、桐箪笥三段分くらいの骨董の髪飾りがあるので、京都に行く機会があると、お店に行っていました。義父が高齢になってからは、京都に行く事も出来ず、お見送りしてからの久々の京都行きでした。
髪をまとめているので、下手さを隠す為に髪留めは必需品です。今は、髪留め金具がバレッタなので、髪留めの位置を直そうとすると髪を引っかけてしまうので、昔のパチンと止める髪留めがいいのです。髪留めや櫛には女の情念が宿っている…などと言われていますから骨董品の物を求めるのは躊躇っていましたが、てっさい堂の方は竹下夢二の別荘を買って貰ったような福のある方だから、そういうお店で求めれば大丈夫…と言われて、伺うようになりました。それでも求めて帰宅したら髪留めにお塩をふって、お清めして、台所洗剤で洗い、拭いてから、一週間くらい室内乾燥してから桐の小箪笥にしまっています。
戦前のセルロイドの髪留めも好きで、気に入った物があると求めていました。蝶々の髪留めはあるので、秋に使える物を…という目的でお店にまいりましたが、鼈甲のばら斑を上手く桜の木に見立て、白甲(鼈甲の黄色い部分)に桜の花・散る花びらが金蒔絵で描かれた美しい見事な髪留めから目が離せなくなってしまいました。『秋柄を求めに来たのに…』と心の内で葛藤しつつ、髪留めの細工の見事さに負け、求めてしまいました。
三月、桜が咲く少し前から、どんなに頑張っても、桜が散る四月第一週くらいまでしか使えません。贅沢をしてしまいましたが、見ているだけでも、美しいので、気持ちが潤います。自分への言い訳ですね。
鼈甲の伝統工芸士の先生にお見せしたら、 「今では出来ない細工ですよ」と言われ、求めて良かったと思っています。
どのような方が依頼して造られた髪留めなのか…と思いつつ、縁あって春宮の所にお嫁入りして来たのですから、大切にしています😊この髪留めの写真をupしたかったのですが、スマホに弱くて、残念に思っています。
この頃は、お店に行かなくても、ネットオークションで、髪留めを求められるので、楽になりました。お清めは、ちゃんとしていますが…😊


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