謡のお稽古、一対一、二回目から、一人で謡うように、師から指示されましたが、声が出ません。どのように声を出したらよいか、わからないのです。師に促され、何とか声を出しましたが、カルチャーでは、一人で謡う事など無かったので、汗だくでした。
カルチャーでの、5年間は、何だったのでしょう…😓コロナ流行期間を挟んだとは言え、残念な5年間でした。宗家の兄弟という事で、伺えないような話を沢山、拝聴出来た…と思うしかありません。
日本刺繍の師もカルチャーに出向いておりましたが、助手の方を必ず連れて行かれていました。新たに入られた方や助手の方で対処出来る事は、任せていたようです。その点は、良い師匠だったかもしれません。カルチャー稽古は上っ面だけ…と言われますが、勿体ない時間でした。日本の伝統芸能の能ですが、能楽師になるには、時間がとてもかかるそうです。養成所に2年間通い基礎を習い、それから、太鼓・鼓・笛・仕舞・謡を習うそうです。十数年かかると、伺いました。歌舞伎は、養成所で2年間習えば、その他大勢でも、舞台に立てそうです。能は、そうはいかないとの事でした。これでは、能楽師の家に生まれた方でもない限り、なり手は少ないでしょう。芸大に邦楽科がありますが、そちらを出られても、かなりの年数が必要なようです。
今度の師も、能楽師の家系の方のようですが…『謡』を習おうという人が、いないのですから…大変かと思います。
能は、300年以上の歴史があります。企業などが、クラブ活動として、『謡』の教室を積極的に作ったら…などと考えてしまいます。春宮の叔母は、今年、89歳になりますが、草月流は華道の師範、未だに、化粧品メーカーのクラブ活動の師として呼ばれ、「若い師範と交代します」と言っても、離して下さらないそうです。クラブには、男性も、海外からの方も入っているそうです。コロナ流行の間は、お休みだったようですが、再開され、89歳の叔母は、出稽古に出向いているそうです。
『謡』も企業が、クラブ活動として、積極的に誘致なさったら、能に触れる人が増えるのでは…と思ってしまいます。
日本の伝統芸能・工芸などは、国に期待出来ないかと考えます。日本という国で、『たしなみ』とさるたお茶・お華・お琴・謡などは、どうなってしまうのでしょう。現在の生活で、お茶は心が落ち着くし、謡は声を出せてストレス発散になりますし、何か上手い習う方のupに繋がる事はないか…と思ってしまいます。春宮程度の頭で考えても、妙案が出る訳ないですが…😔
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