春宮のひとり言

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春宮のひとり言 815

2023-05-11 22:41:11 | 日記
新聞の下の方に、『秘書の手土産』などという本の広告が、時々、掲載されています。元秘書としては、どのような本なのか…と思い、丸善さんでパラパラと拝見しました。今風の舌を噛みそうな名前のお店のお品の紹介が多く、あまり役に立つとは思えませんでした。
この本の事を書きましたのは、個展をした側として、反対に個展を拝見に伺う側として、『手土産』について、皆様も、考えてしまわれるのではないか…と思い、あれこれ書かせていただきたいと思います。
個展歴の長い日本画の師(又従兄弟)から言われていた事は、頂戴物をしたらバックヤードで必ず包装を解くように…でした。御祝い金の包みを受け取って貰いたくて、菓子の箱の上に包みを乗せて、包装してみえる方があるので、注意が必要…と言われました。春宮は、個展の案内葉書に必ず、『お花、その他のお心遣いは辞退させていただきます』と記載しておりました。それでも、会がはじまると、お菓子の箱が…各々の箱に何方からかの付箋をセロテープでしっかり貼り、引っ込めた芳名カードに頂戴物を書きます。その個展の回のファイル台帳に、頂戴物と御名前を記載します(後日、来場御礼の葉書を差し上げる時に、頂戴物御礼を添え書きする為です)。手があいた時に生菓子か日持ちのする物かを確認し、日本画の師の教えて下さった包みが入っていないか、包装を少し解いて、確認します。
はじめての個展の時、同じ日本刺繍をなさっている方から、カードをいただきました。カードとばかり思っておりましたら、後で、中にお金が入っていて、参りました。
御祝い金を頂戴してしまうと、下さった方が個展やグループ展をなさった場合に、こちらも御祝を差し上げる事になり、面倒です。
確かに、個展やグループ展を拝見に伺うのに手ブラ…では、行きずらい…という気持ち、よくわかります。販売品があったら買わなくてはならないのでは…と考えられるかと思います。個展をする側としては、いらして下さるのが一番のお祝いなのです。何方もいらして下さらない・パラパラとしか、いらして下さらない…というので、とても寂しい事なのです。個展の会場が賑わうのが、会主には、何よりのお祝いなのです。
『苦手な分野だけれど、貴方の頑張りを拝見にきました』とか『お祝いが言いたくて来たの…』とハッキリおっしゃっていただくのは、逆に、楽ですし、それでも、足を運んで下さった…と感謝しかありません。これが、個展開催者としての春宮の心持ちです。
『個展の手土産』?について、何回か書かせていただこうかな…と思っております🙇


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