Hangout Language School フィリピン留学&ホームステイBlog

常夏の国フィリピンでのホームステイ&語学留学の体験記。マングローブ植樹、現地の学校体験、海外ボランティア活動を紹介。

フィリピン 親子留学 幼稚園体験

2011-04-15 14:37:00 | 親子留学(幼稚園)
 夏休みを利用してフィリピンの幼稚園に通った時の様子です。


 最初15名くらいの通常クラスに入りましたが、なかなか馴染めず娘に笑顔が見られなかったので韓国人、フィリピン系アメリカ人、デュバイに住むフィリピン人のいる特別クラスに変更。このクラスの先生がとても素敵な女性で子供もすぐに打ち解け、毎日楽しく過ごしていました。

 到着した子から好きなおもちゃで遊びます。

 毎回絵本を読んでくれます。


 約1ヶ月通いましたがイベントの多さに驚きます。

 例えば、 ★Sharing Circle (Show and Tell) のイベントだと先生からこんな内容の手紙を受け取ります。

Please wear your favorite CLOTHES. (T-Shirt, blue jeans, shorts, skirt, etc.)
Tomorrow August 19, 2010.

 当日は子供はお気に入りの洋服を着て登園し、みんなにどんなところが気に入っているかなどをお話したみたいです。


他にも
★Edible Art (Egg Sandwich) *サンドイッチ
Please bring the following:
   ☆Scrambled egg
   ☆Pan bread

★Edible Art (Drink) *フルーツジュース
Please bring the following on Monday.
   ☆Juice Drinks
   ☆Slice apple
   ☆Slice watermelon
   ☆Slice mango
   ☆Slice orange

 これ以外に2週にわたって通常クラスと合同で行われる催しにも参加。フィリピンの先生たちも生徒もみんなフィリピンの民族衣装を着用し、昔ながらのゲームを行ったりお話を聞いたり、お菓子をもらったりと楽しそうでした。

 そして保護者はランチタイム用にフィリピンの伝統的な食べ物を各クラスで分担して用意します。私達のクラスはアイスキャンディー担当だったのですがなかなか探せなくて苦労しました・・・。民族衣装は女の子は様々なスタイルがあるのに、なぜか男の子は白いTシャツにジーンズと赤いバンダナだけでした。



 最終日は同じクラスのお母さんも交えてのレッスンがありました。一緒に絵の具を使って絵を描き、ゲーム、ダンスなどをした後、持ち寄りのランチタイム。お母さん達とおしゃべりしながらピザや春巻き、チキンなどたくさんのご馳走を頂きました。

 せっかくの機会なのでアメリカに住んでいる男の子のお母さんやデュバイに住む英語しか話せないフィリピン人の男の子のお母さんに「どうして英語が話せるのに英語の幼稚園に入れたのか?」疑問に思ったので聞いてみました。答えは「バケーションで帰国している間に英語の力を強化するためと、昼間一緒にいるにはあまりにも長すぎるから。」という答えが返ってきました。どの国のお母さんも同じです・・・。

 この2組の親子間、兄弟間は全て英語でした。英語が話せればフィリピンでは問題ないですが、母国語である「フィリピンの言葉」を話せなくなっているのが気がかりというか少し寂しいそうです。韓国人の親子はもちろん韓国語でした。このクラスは人数に変動がありましたが3~5名の少人数。授業はスナックタイムを含め2時間半あり、中だるみをするかなと少し心配していましたが次から次へと子供を飽きさせない工夫がされ、先生の準備は完璧でした。

 トイレタイムや手を洗いに行く時はみんなで「キシャポッポ」の形を作り、"Choo choo train!"と言いながらみんなでトイレに行き他の人を待っている間、壁に体をつけているゲームをしていました。他のお友達を待っている間バラバラにならないよう先生達が工夫しています。授業中に一人で行く場合はトイレに行く用(?)のメダルみたいなものを首からぶらさげて出て行きます。何もかもが遊びの中で行われているのが非常に印象的でした。


 フィリピンというと治安が悪いイメージがありますが、危険な場所には近づかない、夜の外出は控えるなど基本的なことを守れば逆に子供に優しい国です。日本では「子共連れは迷惑」のようなイメージがあり残念ながら肩身の狭い思いをすることが多々あります。でもフィリピンでは空港に到着した時から子供を連れているとみんな笑顔で話しかけてきてくれます。男性も女性も年齢も関係なくみんな親切です。キリスト教徒が多い国であることが関係しているのかもしれませんが、子供とお年寄りには非常に優しい国だと毎回感じさせられます。
コメント
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