フィリピンでは2か所のプライベートスクールに通いました。1校目は毎年行っている学校で知り合いがいっぱいなのでほとんど緊張することなく過ごしました。
2校目は初めての学校で、セキュリティーチェックも厳しく、保護者やお手伝いさんが校内に入って良い時間帯が決められていました。また、各教室があるエリアには門があり、子供達だけしか通ることができないようになっています。お迎えの時は数人の保護者は中に入っていましたが、基本、皆さん外で待たれていました。フィリピンはメイドさんが子供達を幼稚園や学校まで連れて来て、そのまま終わるまで待合室みたいな場所で待機しているという光景がよく見られます。ランチタイムに子供を自宅に連れて帰って食べさせたり、校内の学食で一緒に食べたりするそうです。子供達は運転手のビボットが毎日送り迎えをしてくれました。
今回は3人一緒なのでミネラルウォーターとお金を渡して好きなように食事してもらいました。しゅうまい5個が約90円、ミニドーナッツ5個が約90円、タピオカが入ったジュースが約90円と、微妙な値段でしたが子供たちは毎日そのお店で買っていました。ここで買うのが楽しくて通っていたようでもあります。
この学校は発表をするとポイントがもらえ、その週で点数が一番多い子供はクラス内で表彰されるため、みんなが競って手を挙げていたそうです。体育の授業や家庭科の授業にも参加し、縫物をして帰ってきたこともあります。理科のグループ発表(?)では友達と決めた材料の調達から発表までフィリピン人と一緒に行っていました。
以前、日本人のお子さんが通っていたことがあったようです。しかし、この学校の規則で学年終了時に各教科ある程度の点数を取らなければ留年になるそうで、そのお子さんは国語(フィリピン語)の点数が取れなくて残念ながら転校されたそうです。フィリピン語の授業はもちろんフィリピンの言葉で授業が進められます。日本人にとってはかなり難しいですね・・・。
2校に通ったことで、雰囲気も授業内容、スピードも違うことを感じ取れ、子供達にも良い経験になったようです。それぞれに良さがあり、甲乙つけ難いです。共通点としては、フィリピン人はとてもフレンドリーで積極的に話しかけて来てくれます。常に誰かがそばにいてくれるので、一人でさみしい思いをするということはありません。ただ、全ての教科が英語で行われるわけではないので、ただ時間を潰すだけの授業も中にはあり退屈だったこともありました。
長女は同じ期間、現地の語学学校に通ったのですが、やはりアカデミックな英語としては現地の小学校に通わせる方が英語力は格段に伸びると感じました。低学年の頃は長女も楽しく小学校に通っていましたが、成長するにつれ、周りのお友達の英語も授業内容も難しくなり嫌がるようになりました。なかなか親の願い通りにはなりませんが、来年も留学できたらいいなと考えています。