笑う哲学者、土屋賢二先生のデビュー作。いわゆる「ユーモアエッセイ」。
他のと比べると一編一編は少し長いけど、この時から氏「らしさ」は発揮されている。(※1)
私は土屋先生のエッセイが好きで15冊以上手元にあって、いまでも楽しんで読み続けている。
本書の中では、「助手との対話」「わたしのプロフィール」「あなたも今日からワープロが好きになる」「わたしはこうして健康に打ち勝った」「学生との対話」「涙の満腹」「健康診断の論理と心理」などが面白かった。
なかなかに捻くれた、屁理屈のオンパレードで、頭空っぽにして夜寝る前に布団で読むのに適している。
※1 読書メーターの感想漁ってて「確かに」と思ったんだけど、この時点では「妻」への言及がないな、と。
土屋賢二『われ笑う、ゆえにわれあり』文春文庫
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