篠崎博見ミュージアム

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いろいろなことがありました

2011-11-09 00:09:27 | その他
ホテルでの個展をはさんで、約一ヶ月。
ホテルに迷惑をかけてはいけないと思い口を慎んでいたが、この間にも世の中ではいろいろなことがおきた。
今回は放射能汚染問題について。

ある自治体では、放射性物質への不安解消のため、独自の検査をして放射性物質の検出が国の暫定基準未満なら測定済みのシールを付けることにしたという。
しかし、測定済みというのは国の暫定基準未満かどうかであって、不検出かどうかではない。
検査をするのであれば、不検出の物に不検出シールを貼るべきだ。
「測定済」という基準には、検出されてしまうであろうという自治体の弱気な本音が隠れている気がしてしまう。

熱心に情報収集をしている人ならおわかりだろうが、国が決めた暫定基準が実にあまいことは明白だ。
自治体が決めた「測定済」という基準は、善意の基準なのか、悪意の基準なのか私にはわからない。
どうしてもこの基準には善意を装った悪意を感じてしまうが、それでも善意であることを信じたい!
善意であるなら「不検出」という基準を今からでももうけて、市民の命を本気で守ってもらいたい。

そしてもうひとつ。世田谷のラジウム問題。
一番気になったのが、いつぞやのある雑誌の記事。
「年間に大量の放射線を50年間浴びた女性はガンになったか!」というやつ。
放射能汚染の問題は今眼前にある危機であるのに、もはや他人事のようになってしまっているではないか!
命がけで原発の事故現場で戦っている人やその家族のことなんか、対岸の火事くらいにしか思っていないのではなかろうか?
この程度の放射線などヘッチャラというなら、ぜひ事故現場で命をかけている彼らに代わって汗を流してきていただきたい。

ある知り合いに「うちでは食品の産地などは気にするようにしている」と言ったら「気にしすぎる方がかえって問題だ」と言われた。
しかもそれは、ある食品業界の勉強会で勉強してきたことだと言うのだ。
食品を扱っているにもかかわらず販売員にそのような教育をしてしまうのだから恐ろしい会社だ。
放射能汚染の問題と「病は気から」がもはやごちゃまぜ!
随分とお世話になった人なのでその場は穏やかにすませたが、家族の健康と命を守るために我が家は「気にする」スタンスをかえる気はない。
こういう人たちは「年間に大量の放射線を50年間浴びた女性はガンになったか!」の記事もそのまま「確かにその通り」ととらえてしまうのだろう。

何を信じて何を信じないかは個人の自由かも知れないけど…


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
こんにちは!今度、国が言うのを逆手にとって、 (火の玉発動機ですー!)
2011-11-09 10:59:22
こんにちは!今度、国が言うのを逆手にとって、
喧嘩を売るのだ!
 国は、『放射能による被爆よりタバコによる喫煙のほうが、
危険だといってる』

だったら、目の前でタバコを吸いやがったら、
放射能より危険な、タバコのけむりを吸わせるんじゃねえ!
と、因縁をつけてやるのだ!
 そのうち、町内会などで、やってみようかなあ!

もう、反論できるように、「理論武装」してないと、

気にしすぎの変人だと思われる風潮になってるのが怖い!
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放射能に戦々恐々としていたのは今や昔。 (篠崎です)
2011-11-09 11:59:15
放射能に戦々恐々としていたのは今や昔。
のど元を過ぎれば熱さを忘れてしまう人たちばかり!
本当に熱い思いをするのはこれからなのに!!

そして、世代が替わるにつれ原発事故は単なる昔話になっていくのである。

お互い、正しいと信じる道を行きましょう!!
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