篠崎博見ミュージアム

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いばらき総文を見てきたよ

2014-07-30 17:42:21 | アート・文化
いばらき総文2014を見に行ってきたよ。
正しくは「全国高等学校総合文化祭」というらしい。


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近代美術館の美術工芸部門を見に行ってきたんだけど、なかなかチャレンジングな面白い作品もあった。
高校生ぽくって荒削りな作品が多かったけど、なんか良いよな、ああいうの!
はっきりいって、私が現役高校生だった頃、これほどの技術力はなかったものな。
それでも、一応、私も芸術家にはなれたようなので、高校生のみなさんも、ぜひ自信を持ってください。

さて、そうなると気になるのが、自分の母校の生徒の作品が出ているかどうか。
2階の展示室を一通りみたが、残念ながらなかった。
そして、1階の立体作品を見てまわると…  ありました!
「埼玉県立坂戸高等学校」の文字!!

なんか嬉しいなぁ。
こんな所で高校の後輩の作品を見ることになるとは。
まぁ、後輩と言っても私は美術部員ではなかったが、それでも「美クラ」だったので、毎週あの美術室で美術の時間に作品制作をしていたのだ。

この後輩の作品も、おそらくあの美術室で制作されていたのだろう。
なんだか感慨深いものがある。

勝手に作品の写真を載せるわけにもいかないので、載せないが、なかなか面白い作品だった。
でも、あの作品は、イーゼルに立てかけるのではなく、地べたに直接置いた方が面白い作品になったような気がする。
10年以上昔のことだが、越後湯沢駅のぽんしゅ館に、酔っぱらって床に寝転んでいるおっさんのマネキンがあった。
あの存在感たるや見事なものであった。

おそらく、作者には作者の意図があるのだろうが、やはり、この後輩の作品は床に直接置いた状態で見てみたい。
地べたに置くと、背の低い作品になってしまうだろうけど、それでも地べたに置いた方が良かったと思う。
立体作品はいろいろな角度から見るという楽しみもあるので、その面白さも倍増したんじゃないかな?

それから、ひとつ思ったのだが、いばらき総文の美術工芸でも優秀賞とか奨励賞とか表彰すれば良いのに。
おそらく、都道府県ごとに入選枠があって、各都道府県の人口に合わせて展示される作品数が決められていたのだと思う。
人口の少なそうな県は作品数も少なかったし、人口の多そうな県は多くの作品が展示されていた。
平均すると、各県4~5作品くらいかな?
おそらく、展示されるまでに勝負をくぐり抜けて、選ばれた作品が展示されているのだろうが、それならなおさら、その中からより良いものに賞をあげるべきだよ。

私も、受賞を励みにして、ここまでやってきたんだもの。
入選するときもあれば落選するときもある。そして、ときどき受賞!
この、ときどき受賞が効いてやめられなくなるんだよな。

実はこれ、私が大学の時に専攻していた心理学(行動分析)で学んだ通りの結果になってしまっているのだ。
簡単にいえば、毎回ご褒美をもらうよりも、ときどきご褒美をもらう方が、行動は持続するということ。
毎回ご褒美をもらっていると、ご褒美がもらえなくなったとき、あっという間にその行動はなくなっていくのです。
話がそれたけど、是非、良いものには賞をあげてください!

そうそう、母校のはなしに戻るが、坂戸高校といえば年2回もあった文化祭。
たしか、「かえる祭」と「やなぎ祭」。
今でも、年2回でやっているのかな?
授業日数が減ってしまい、多くの高校で体育祭と文化祭を1年おきに交互にやっているようだけど、寂しい限りだ。

さてさて、思い出にふけている場合ではない!
芸術家として勝負の毎日なので、自分の作品もバンバン仕上げなければ!!

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