nojyucal moonの趣味

仏教が大好きで仏教を楽しみながら趣味として成り立ててます。僧侶では無く仏教ファンの視点から記事を書いてます。

楽しく仏教を学ぶ(仏像の種類)

2023-05-18 18:18:40 | 日記
今回は仏像について書いてみますが
私ゃ僧侶では無く専門家でも無く単なる仏教ファンですので、詳しくは説明出来ませんが、今回の記事により仏像の種類を簡単に見分ける方法などの参考にして頂ければ、皆さんがお寺さんに参拝した時に御本尊などの種類が解り、参拝する楽しみが倍増する事は間違い無しです。


今から2500〜2600年程前にお釈迦様が仏教を開き仏教の指導者としての自覚は有りましたが、お釈迦様は仏教開祖として自らを拝んで貰うとは考えてませんでしたし、仏像そのものも無く当時は仏像を拝むと言うような習慣は有りませんでした。

日本に仏教がもたらされたのはお釈迦様が涅槃に入ってから数百年後ですのでその頃(飛鳥時代位ですね。)に仏教と共に仏像も日本に入って来たと思われます。

日本で仏像が作られるようになったのは奈良時代からと推測されます。

仏像の種類としては仏様の種類に関係して来る訳で、如来、菩薩、明王、天部の4種類になります。

如来とは悟りを得た仏様の事で日本では主に毘盧遮那如来、大日如来、阿弥陀如来、薬師如来、釈迦如来の5つになります。

先ずは基本(私の主観です)となる
釈迦如来の特徴ですが、衣を羽織っただけの地味な服装で、髪型は螺髪(らほつ)と言ってパンチパーマみたいな髪型です。あぐらをかいてヘソの辺りで両手で印を結んでます。


なぜ基本となるとしたかと言うと
如来像は悟りを得た後のお釈迦様を参考にデザインされてるからです。
菩薩像は悟りを得る前の修行中や王子の頃のゴータマシッダールタを参考にデザインされてるのです。

密教においては毘盧遮那如来は大日如来と同一視してますが、大日如来像と毘盧遮那如来象では姿形に違いが有り毘盧遮那如来象は装飾品はつけずに先に書いたように質素な姿形となりますが大日如来は王冠をかぶり装飾品を付けてます。
大日如来においては金剛界大日如来と胎蔵界大日如来の2種類が有りますが深入りせずに一般的に大日如来として書きます。



真言宗では全ての仏様は大日如来の化身であると説いてるので如来様の王様のような存在の大日如来だけは装飾品を付けてるのです。

薬師如来像の見分けは、解りやすく
手には薬壺(やっこ)と言うクスリ入れを持ってます。坐禅を組んだ状態で
薬壺を持っていれば薬師如来です。しかし中には薬壺を持っていない姿で作られた薬師如来像も有るので、その場合は釈迦如来像と区別するのは難しいです。微妙な顔の表情で区別するにしても作者の違いや作られた年代により
様々な顔つきですから!

阿弥陀如来の特徴としては釈迦如来坐像とよく似てるのですが、印を結ぶ手の指先が違います。写真を参考にして頂ければ区別出来ると思います。
この印は阿弥陀様独特の結び方なので
如来像の中では1番簡単に間違え無く見分け事ができます。

阿弥陀如来

これだけでも知ってるだけで如来像の判別はかなり出来ます。

次に菩薩像ですが、菩薩様は種類が多いのですが種類ごとに明らかに違いが有るので判別にはそれ程の苦労しません。
例えば、お釈迦様の次に仏陀となられる(56億7000万年先ですが!)弥勒菩薩は足を組んで考えてる姿勢をとった姿のデザインですので、ひと目見れば弥勒菩薩像と解ります。


地蔵菩薩も比較的に解りやすいです。
頭は坊主ですし、3頭身の可愛らしいお地蔵様が多いですね。
弘法大師空海様の傘をかぶって無いバージョンがお地蔵様と似てますが、空海像の場合は編笠をクビから下げ右手に錫杖を持ってますので区別が出来ます。

空海
地蔵尊

そして種類が多いのは観音菩薩像です。聖観音、十一面観世音、千手観音
、如意輪観音、慈母観音、など沢山の種類が有りますが、ほぼ文字通りの姿ですから判別は簡単です。



基本は聖観音菩薩像で美しい女性の姿なのですが、実は女性とも男性とも言えないので仏性とでも言うべきなのでしょうか?、性別は男女どちらでも無いと言う事らしいです。

千手観音
慈母観音

他の観音菩薩の特徴は
顔が11個有れば十一面観世音ですし
立膝してて腕が6本あれば如意輪観音、腕が数え切れほど沢山有れば千手観音で、赤ちゃんを抱いてる観音様は慈母観音です。

観音菩薩様は我々の近い場所に居て
一人ひとり悩みの違う私達に対して直接に救いの手を差し伸べてくれる為に、その人その人に合った姿で現れて救ってくださるので、どうしても種類は多くなるのですね。例えば千手観音ならば、ありとあらゆる法具を持った千本の手で様々な苦しみから守ってくれたりする訳です。


まぁ、仮面ライダーのようにポーズをとり「変身!」と叫びながら姿を変えたのかは解りませんけどね。(笑)

明王像の特徴としては、怒った顔つきをしてたり、武器のような剣などを持ってます。愛染明王や不動明王の事でして例えば不動明王は「てめぇ、言う事聞かねぇ〜と、ぶっ殺すぞこの野郎!」と言わんばかりの様相ですが、実は慈悲深く優しい仏様です。この記事を真面目に読んで下さってる皆様は基本的に真面目な片方だと思ってます。仏様から教わった事を忠実に守って行く事により真の幸せを求め悟りの道へ向かうのですが、如来様や菩薩様のように優しい顔で仏教を説いても、私のように中々教えを守ら無い不真面目な仏教徒が居るもんです。
そんな時に叱ってくれるお父さんや兄貴のような存在なのが明王様です。



因みに一説によると、不動明王様の顔は子供を誘拐されて、取り戻そうとしてる母親の顔を元にデザインされたとしてます。確かに必死に愛する我が子の事を心配をされて奪い返そうとする顔ってこうなるかもしれませんね。
私ゃ幸運な事に知り合いに子供を誘拐された方は居ませんので実際に見た事は無いです。(笑)
不動明王は主に我々の煩悩を無くす事を得意としますが、悪霊退散(仏教で言う悪霊とは幽霊とかじゃなく人間の汚れた心や本能のままに行動する心などを表します。)仮にスピリチュアル的思考で、幽霊が出没したとします。そこへ不動明王が現れたら、さすがの幽霊もビビりまくって尻尾をまいて逃げ出すでしょう。(笑)
ってな訳で様々な分野で救って下さる仏様で、大日如来の分身のような感じの存在です。

そして最後は天部像の特徴ですが
天部とは仏教における神様に位置付けされてる仏様となります。



帝釈天様や梵天様、など天と付く仏様だったり四天王や仁王尊、阿修羅も天部に属します。天部様は直接私達を守ってくれる仏様では無く、私達を直接守ってくださる如来様や菩薩様を守る仏様だと思います。
ある程度の規模の寺院だと立派な山門が有り左右に仁王尊が睨みを利かせ寺院を守ってますので、山門を入る時には軽く合掌して一礼「お寺を参拝させて頂きます」と挨拶して通ると良いでしょう。

以上簡単にですが、仏像の見分け方について書きましたが、実際には
立像と坐像の違いや印を結んでいるかいないかの違いが有り、特に如来像は判別仕切れない事は有ります。
寺院によっては参拝用のパンフや案内書きなどに記載されてる事が有るので
参拝時に祀られてる仏像が何なのかを知る事で参拝した功徳や御利益に大きく影響しますし、調べながら参拝するのはとても楽しいです。

最後までお読み頂きありがとうございました。
コメントやフォローも大歓迎ですので
宜しくお願い致します。
私ゃ大乗仏教を信仰してますので
コメントして頂いて大丈夫っ経です。

楽しみながら仏教を学び、心を向上させて皆様と一緒に大きな功徳を得られるように毎日願ってます。

🙏😌
願わくばこの功徳をもって
あまねく一切に及ぼし
我々と衆生と皆ともに
仏道を成ぜんことを!

🙏😌
南無大師遍照金剛
南無大師遍照金剛
南無大師遍照金剛































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