今回は御朱印(納経帳)について
仏教ファンである私の観的から記事を書かせて頂きます。
私は僧侶ではないので私の意見が全て正しいと言うつもりは無いのでご理解頂きますようお願いします。
先ずは☝の御朱印を見て頂き
御朱印の説明をさせて頂きます。
御朱印の右側上部に
行基菩薩御作 本尊阿弥陀如来
の朱色の印の上に奉拝と書かれてます。
行基(ぎょうき)とは飛鳥時代の仏教僧侶で行基菩薩とも呼ばれてました。
御作(ぎょさく)とは作者の意味ですので行基菩薩が作られた阿弥陀如来がこちらの寺院の御本尊と言う事が示されてます。
その上から黒字で奉拝(ほうはい)
奉拝とは
令和五年三月十一日
と有ります。つまりこの日に御本尊で有る阿弥陀如来を謹んで拝みました。
と証明しています。
中央に太文字で
阿弥陀如来の梵字の上に阿弥陀如来と書かれてます。
梵字(ぼんじ)とは仏教で使われるサンスクリット語の文字です。
こちらの梵字は阿弥陀如来の事で
真言はオンアミリタテイセイカラウンとなります。
つまり御本尊は阿弥陀如来と言う事を強調してる訳です。
左側上部に稲葉山
こちらの寺院の本山の名前です。
次に解説しますが総本山の名前では無くこちらの寺院の本山と言う事です。
左側下部に蓮福寺(れんぷくじ)
と寺院の名前が書かれてあり
その下に真言宗 智山派 蓮福寺
と、角判が押されてます。
日本に伝わった大乗仏教も時代と共に様々な分派が出来て、その中の真言宗にしても更に分派が有り、有名どころで言うと高野山派、智山派、豊山派、醍醐派などが有りこれ以外にもいくつか分派が有ります。
ほとんどの御朱印に奉拝と言う文字が書かれてます。
と、言うわけでして
御朱印に書かれてる内容がお解りになられたと思います。
御朱印とは参拝者が寺院に自身の足で出向いて参拝してお経を納経した事を証明してくれる物です。
なので御朱印帳の別名で納経帳とも言われてるのです。
ところが最近では本来の御朱印の意味を理解してない方々が多くいらっしゃるようです。
つまりスタンプラリーのような物と勘違いしてお参りも済まさずに御朱印を依頼して只々御朱印を集める事を目的としてる方々です。
(しっかりと参拝を済ませてから御朱印を授かりましょう。)
私はメルカリ等で中古品売買を楽しく利用させて頂いてますが、出品されてる物に多くの御朱印が沢山有る事を非常に遺憾に感じてます。
勿論、法律上で御朱印を売買してはならないって事も有りませんし、メルカリ規定にも御朱印は売買しても可能なのですが仏教ファンとしては、残念極まり無く思います。
お寺さんや神社に参拝して御朱印を授かる訳ですが、お寺さんや神社は御朱印を販売している訳では有りません。
先に書いたように奉拝された方々に
お寺の住職さんが参拝された方の幸せを願いながら心を込めて書いて頂いた御朱印なのです。
書かれたご住職さんも、まさか自分の書いた御朱印が商売目的で売買されてるとは夢にも見ない事でしょう。
その事を知ったご住職さんは、必ず悲しむ事になります。
(心を込めて書いて下さったご住職さんの気持ちを考えましょう。)
今までに御朱印を売ってしまった方
買ってしまった方、御朱印にはこうした意味が有る事を知らなかっかたのだと思います。
今回の記事を読んで頂き、ご理解して下さったならば出品した御朱印は削除して頂き、また以前に御朱印を買われてしまった方は2度と御朱印を買う事のないようにお願い致します。
御朱印を買って集めてもなんの御利益も有りません。
例えば10年後に集めた御朱印を見た時になんの思い出にもなって無い事に虚しさを感じる事になるだけです。
御朱印を買っても良い事などは何も無くむしろ良く無い事と成りかねませんのでご理解頂けたら仏教ファンとしても嬉しく思います。
中には、寺院自体が何かの理由により参拝出来ない方々の為にインターネット上で御朱印を出品してる場合が有ります。
公式に寺院が出品してる場合はそちらから授かる事は出来ますが、くれぐれも参拝しに行くのが面倒だとか、理由にならない理屈を通じて御朱印を購入する事は謹んで頂きたいと思います。
由縁あるお寺さんだが、訪問参拝したくても遠くて中々行く事が出来ない、或いは身体が弱くて外出もままならない等も有ります。
そんな時には例えば般若心経を写経してそのお寺さんに郵便などで奉納して頂いてご住職さんに理由を添えて御朱印を郵送して頂き授かる事も出来ると思います。
たぶん、おそらくですが御朱印をなされてる寺院ならば連絡して事情を伝えてお願いすれば送って頂けると思います。
と言うわけでして、今回は御朱印について書かせて頂きました。
ひょっとしたらこんな記事を書いた事で私の事を僧侶でも無いのに生意気だとか思われても構いません。そんな人の中でも一人でも理解して下さる方が居れば嬉しく思います。
最後まで記事を読んで下さりありがとうございました。
仏教ファンからの視点から仏教に関する記事を書いてますので宜しければ過去の記事も読んで頂けたらと思いますので宜しくお願いします。
読んで下さった方々が健康で幸せな生活が送れます事を願います。
🙏😌南無大師遍照金剛
南無大師遍照金剛
南無大師遍照金剛
🙏😌願わくはこの功徳を持って
あまねく一切に及ぼし我らと衆生と皆共に仏道を成ぜん
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