こんな夢を見た。
夜明け前の静かな湖畔に立つ管理人。
お気に入りのTDミノーをキャストし、スローリトリーブ。
すると、竿先をひったくるような強烈なあたり。
思い切って合わせを入れると、50センチはあろうかという巨大なバスが、水面にジャンプ。
これはもしかして予知夢か!?

ブルー・オイスター・カルトの"AGENTS OF FORTUNE"。
名曲"Don't Fear The Reaper"を収録。
単純な管理人は、さっそくバス用のタックルを用意し、高滝湖へと向かった。
朝6時半、釣り場に到着。
今朝の高滝湖周辺の気温はマイナス2度。
凛とした冷たい空気が肌を刺す。

凍える手でタックルをセットし、まずは境橋の橋脚下から攻めてみる。
ヘビー・ダウンショット・リグ(胴付き仕鰍ッともいう)で旧河川跡のチャネルの深みを丹念に探るが、アタリなし。
あまりの寒さに、ガイドの先に水滴が凍りつく。
数投キャストする毎に、氷を落としてやらないといけない。
「なんで俺はこんな日にバス釣りなんかしてるんだろう?」
そもそもこんな真冬に釣れるわけね≠カゃん。
境橋周辺でしばし粘るもアタリはなく、加茂橋方面に移動。
湖面を見ると、ワカサギ釣りの手漕ぎボートがたくさん出ている。
結構コンスタントに釣れているようだ。
一度に2匹、3匹と鰍ッている人もいる。
一方、管理人のルアーにはその後も全く反応はない。
たぶん、今日はもう釣れないのだ。
朝10時、腹も減ってきたところで、今日の釣りは終わりにした。
久しぶりにバスロッドを振れただけでも、とりあえずは満足である。
帰りがけにボート乗り場の売店を覗いてみると、早上がりのワカサギ釣り師数人が談笑している。
一人50~100匹位釣ったらしい。(耳ダンボ)
いいなあ!
管理人も「今からちょっとだけボート借りて出てみようか」と一瞬思ったが、2000円というレンタル料金を見てやめた。ちょっと高いんでね≠フ?
ちなみにワカサギ釣りは2月一杯で終了らしい。
日が昇るにつれ徐々に気温も上がり、ぽかぽかと暖かくなってきた。
風もほとんどなく、穏やかな晴天である。気持ちの良い冬の朝だ。
魚は釣れなかったが、くやしくはない。
すがすがしい気分で帰路についた。

帰りのBGMは、デズリ≠フ"スーパーナチュラル”。
3曲目の”LIFE”は、こんな気分の良い日にぴったり。