今日、最近巷で話題になっている「国家の品格」という単行本を買って、帰りの電車の中で読んでみた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/09/29/3203506c9fe048babbe519f8b89d642f.jpg)
半分くらい読み進んだところで著者の言いたいことは凡そ見当がついた。
後はざっと斜め読み。
現代の「勝ち組」の在り方を明快に否定する著者の論獅ヘ、「ある種の」人たちには心地よく響くのであろう。
この本が売れた理由は判ったが、管理人にとっては正直あまり興味のない内容。
スメ[ツ新聞でも買ったほうが良かったかな・・・。
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「釣師の品格」
○惻隠の情を忘れない
釣りとは、しょせん「殺生」である。
釣れるからといって必要以上に乱獲するのは、弱い生き物に対する蛮行だ。
家族の食卓に並べる程度にとどめて、貴重な命を有り難く頂戴しよう。
合掌。
○キャッチ&リリースを疑え
「キャッチ&リリース」という概念は、「スメ[ツ・フィッシング」とともに外国から入ってきたもの。
ときに、資源保護の観点から推奨される。
しかし、それは嘘だ。
たとえリリースされたとしても、一度釣られた魚は激しく弱ってしまう。
キャッチ&リリースのお題目のもと、必要以上にたくさんの魚を釣れば、結果として多くの魚を死に至らしめてしまう。
○競争社会のもたらしたもの?
釣った魚の数や大きさを他人と競う釣師たち。
それ自体が目的化してしまい、釣り本来の楽しみ方を忘れてしまっているのではないか。
せっかく魚が釣れても、他人に勝たなければ満足できない?
そんな釣師に釣られた魚はうかばれないね。
一匹一匹を、もっと大切に釣ってみよう。
○ならぬものは、ならぬものです
釣り場での場所取り行為や割り込み行為。
他人の迷惑かえりみず。
釣師のモラルはいったいいつからこんな風に崩壊してしまったのか。
注意すると、「何がいけないのか。そんな法律でもあるのか。」と開き直る釣師達。
問答無用。ダメなものはダメ。理屈なんかじゃない。
「ならぬものは、ならぬものです。」
○もののあわれを知る
釣りも情報化の時代。
最新の釣況速報や、餌・仕鰍ッなどの情報がネットですぐさま入手できる。
好調な釣り場は、どこからともなく集まる釣師達でいつも満員。
合理的で、効率的だ。
しかし、それでほんとにいいのだろうか。
自分の目と足で探したャCントで、自分で工夫した仕鰍ッで、狙い通りに釣り上げた1匹の感動は、なにものにも代え難いもの。
それが「釣趣」というものではないだろうか。
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さて、以上はあくまでパロディです。
(必ずしも管理人の考えというわけではありません。)
どうお感じになったでしょうか?
①ふむふむ。確かにその通り。激しく同意。
②そうかもしれないけれど、余計なお世話だ。うざい。
③異議あり。しょせんはへたれ釣師の戯言だ。負け犬の遠吠え。
冒頭に紹介した本を読んだ時の感想も、たぶん一緒だと思います(笑)。
そんな本です。