潮待小屋

釣師の品格

 
今日、最近巷で話題になっている「国家の品格」という単行本を買って、帰りの電車の中で読んでみた。



半分くらい読み進んだところで著者の言いたいことは凡そ見当がついた。
後はざっと斜め読み。
現代の「勝ち組」の在り方を明快に否定する著者の論獅ヘ、「ある種の」人たちには心地よく響くのであろう。
この本が売れた理由は判ったが、管理人にとっては正直あまり興味のない内容。
スメ[ツ新聞でも買ったほうが良かったかな・・・。

・・・・・・・・・・・・・・

「釣師の品格」

○惻隠の情を忘れない

釣りとは、しょせん「殺生」である。
釣れるからといって必要以上に乱獲するのは、弱い生き物に対する蛮行だ。
家族の食卓に並べる程度にとどめて、貴重な命を有り難く頂戴しよう。
合掌。

○キャッチ&リリースを疑え

「キャッチ&リリース」という概念は、「スメ[ツ・フィッシング」とともに外国から入ってきたもの。
ときに、資源保護の観点から推奨される。
しかし、それは嘘だ。
たとえリリースされたとしても、一度釣られた魚は激しく弱ってしまう。
キャッチ&リリースのお題目のもと、必要以上にたくさんの魚を釣れば、結果として多くの魚を死に至らしめてしまう。

○競争社会のもたらしたもの?

釣った魚の数や大きさを他人と競う釣師たち。
それ自体が目的化してしまい、釣り本来の楽しみ方を忘れてしまっているのではないか。
せっかく魚が釣れても、他人に勝たなければ満足できない?
そんな釣師に釣られた魚はうかばれないね。
一匹一匹を、もっと大切に釣ってみよう。

○ならぬものは、ならぬものです

釣り場での場所取り行為や割り込み行為。
他人の迷惑かえりみず。
釣師のモラルはいったいいつからこんな風に崩壊してしまったのか。
注意すると、「何がいけないのか。そんな法律でもあるのか。」と開き直る釣師達。
問答無用。ダメなものはダメ。理屈なんかじゃない。
「ならぬものは、ならぬものです。」

○もののあわれを知る

釣りも情報化の時代。
最新の釣況速報や、餌・仕鰍ッなどの情報がネットですぐさま入手できる。
好調な釣り場は、どこからともなく集まる釣師達でいつも満員。
合理的で、効率的だ。
しかし、それでほんとにいいのだろうか。
自分の目と足で探したャCントで、自分で工夫した仕鰍ッで、狙い通りに釣り上げた1匹の感動は、なにものにも代え難いもの。
それが「釣趣」というものではないだろうか。

・・・・・・・・・・・・・・・



さて、以上はあくまでパロディです。
(必ずしも管理人の考えというわけではありません。)
どうお感じになったでしょうか?

①ふむふむ。確かにその通り。激しく同意。
②そうかもしれないけれど、余計なお世話だ。うざい。
③異議あり。しょせんはへたれ釣師の戯言だ。負け犬の遠吠え。

冒頭に紹介した本を読んだ時の感想も、たぶん一緒だと思います(笑)。
そんな本です。
  
  
  

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コメント一覧

toto
http://space.geocities.jp/toto_ojj
10年位前に、娘がイジメで不登校ぎみになった時に二人で出した答えが「物の豊かさより、心の豊かさを」でした。貧乏人の答えは爽快でもあります。今なら「あるがままに、なるがままに」かと。人間のかかわる自然はごく一部でしょうが、それも荒らして良いわけではないでしょうし、限度はあるでしょうね。
管理人
えーっと・・・。
当記事が色々と誤解を招いているかもしれないので、念のため補足させていただきます。

上に書いた「釣師の品格」という一文は、あくまでも冒頭に紹介した「国家の品格」という本を読んだときに管理人が抱いた感想を「釣り」を題材にしてパロったものです。
管理人自身はそんなに品の良い人間ではありません。
ちなみに「国家の品格」を読んで抱いた感想は、上記の例で言えば②でした。
 
管理人
>近所のおっさんさん
「キリ番で記念品」ってのも、なんだかネット創生期みたいな懐かしさがあって、むしろ面白いかもしれませんね。
それじゃあ、ちょっと考えてみるとしましょうか。
アナクロ万歳♪
(その気になった管理人。笑)
 
管理人
>塩人さん
おっしゃるとおり、釣り人の釣る魚の量など、所詮微量です。
それによって漁業者とトラブルになったなんて話も聞きませんし。
漁業者が嫌がるのは「コマセの使用」ですね。
海を汚しますから。
 
近所のおっさん
50万Xデーは、日曜日だね!
さあー記念品ゲットするのは、常連チームかそれとも爆笑ネタに引っ
鰍ゥったお笑いチームか意外や意外甘~~~いスイーツネタに引っ
かったマドンナ釣師チームか・・・・・・・・戦いの結果はいかに!
結局、
ヒットしたのは、管理人さんだったりして  なんてこった。
『潮待小屋の品格』に関わる事なのでこの辺はきっちり行きましょ。
きっちりとね!
塩人
釣り人が釣る魚の量なぞ所詮微量かと。
塩人
釣り人が釣る魚の量なぞ所詮微量かと。
近所のおっさん
釣り場復帰は,月末になりそうです。
チョイと羽目を外しすぎまして内臓を少々・・・・
グレ大好き
実は、私もボラの顔付きが苦手なのですが、初めて管理人さんと出会った漁港で連れたぼらを弟子に上げたところ、鯛より上手い!と喜んでいました。
連れた魚はありがたく頂くべきと思いつつ・・・ 確かに、釣り人にはこの魚は不味い!と言う先入観があるようですが、意外とタカノハダイもサンノジも美味しいことからして、なんだか本命が釣れない八つ当たりのような気がします。
そろそろ暖かくなって、近所のおっさんさんの復帰ももうすぐですね?!
管理人
>近所のおっさんさん
私もボラはよくリリースしてます(笑)。
丈夫な魚ですから、きっと元気に生き延びてくれてることと思いますよ。

近所のおっさん
釣人はみんなこんな感じかな?
実は,私もボラをリリース致しました。元気に泳いで行きましたが
死んじゃったかな?
「キャッチ&リリース」出来る程の腕もありませんが・・・・
ボラが寄った時は,場所移動ですね。
逃げるが勝ちです!
管理人
>かまぼこさん
そうです、その通り♪
私の場合は、キャッチ&イート&ドリンクですね。
かまぼこ
キャッチ・アンド・イート、いや、キャッチ・アンド・クック・アンド・イートこそ釣りの真髄と信じています。木っ端サイズを、以下にうまく卸すか。包丁の技もまた、奥が深いです。
管理人
>キツネスキーさん
私の場合、競うほど釣れませんから(笑)。
へたれにはへたれなりの楽しみ方があります。
まあ、のんびり、ぼちぼちとね♪

>うーちゃま
あ!買っちゃったの?
最初のうちはまだ読めるけど、中盤から急激にとほほ指数が上昇。
いやになっちゃいました。

当ブログはただですよん♪
 

うっかり
私も1ヶ月ほど前に買ったんですけどね
2~3ページで読みたくなくなっちゃって・・・
「国家の品格」
おっさんのたわごとを金払ってまで読みたくなかった。あ、たわごとじゃないかもしれないけど。

カメさんのがよっぽどいい!只だし
キツネスキー
釣りを争うのではなく、釣りを楽しみたいですね。
管理人
あ♪
「ぷぅしゅぅぅぅぅ・・・」仲間の洗心さんだ(笑)。
洗心
正論だと思うな
「ぷぅしゅぅぅぅぅ・・・・」の釣りを楽しめるようになってこそ一人前の釣り師だと心得ております。
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