4Gamer :[OGC2008#04]「ニコニコ動画は2007年最大ヒットのオンラインゲーム」ネット社会学の若手論客,濱野智史氏にネットコミュニティについて聞いてみた
濱野氏:
「UGC(User Generated Content)が豊かになる」というとき,そこには二つの方向性があって,(中略)「いろいろできます,なんでもできます」という,クリエイターに向けた方向。でも,本来はそれだけじゃなくて,「どんな人でも参加できます」という,よりマスへ向けたものもあるわけですよね。(中略)
要は単純な話で,絶対的な量で見れば,クリエイターみたいな人達よりも,ただ「ちょww」みたいなコメントを打つだけの人のほうが,圧倒的に多いわけですから。
そこで課題になるのは,その後者の人達をどうネットコミュニティ空間の中に位置づけ,コミュニティ全体の活性化に参加してもらうのか,という話なんだろうと思うんです。
何だかこの辺の文章を読んで、
リネージュの全体チャットのことを思い出しました。
全体チャットというのは、こういう微妙な内容のチャットを、
鯖全体に垂れ流しまくるという素敵な機能のことです(ノ∀`)
いかにも管理コストが大きそうなんですが、ゲーム全体の雰囲気を作るのにスゴイ影響力があった機能だと思います。
いつもは存在感を感じないチャットなんだけど、延々と流れているせいでつい読んでしまうので、色々な全チャ職人さんによく笑わせてもらいました ε- (´ー`*)
濱野氏:
私は,まさに「挨拶したりチャットしたりしながら敵を倒す」という意味でのオンラインゲームに,個人的には中学高校の「部活」に近いようなイメージを抱いていたんですよ。(中略)
みんなで集まって毎日サッカーやって,頑張って練習してライバル校に勝つと嬉しい,というものですよね。(中略)従来のオンラインゲームがやってることは,実はそれと一緒なんじゃないか。
こういう分類だと、MMORPGよりはギルドウォーズの方がぴったり来るかと思います。
チーム対抗戦だからスポーツみたいにチームワークが重要になるし、ちゃんと練習をして上位を目指そうとするチームがある一方で、「まあテケトーにガンバルか?( ゜Д゜)y─┛~~」みたいなチームもいたりして、チーム毎に目指す方向が違っても共存していられる感じが、よく似てるんじゃないですかね~。