都心にあった母の生家
古い小さな二階家はいつも綺麗に片付けられていて
伯母と祖父がひっそりとつましやかに暮らしていました
祖父の佇まいには子供心にも感じる威厳がありましたが
しかしそれは人を緊張させるような威圧的なものでは
決してなく 不思議な安心感を与えてくれるどっしりと
落ち着きのある静謐でありました
後年 祖父の人生のほんの一部だけですが身内から聞くにつけ
あの威厳が懐かしく蘇ってくるのです
追記) 記憶の祖父を呼び起こして描いてみると
思いのほか似てしまいました
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