草加せんべいの空き箱にクリスマスリースが
しまってあって
私には宝の箱に見えました
樹木の多い生家の庭だったので 秋も深まると
父は落ち葉や枯れ木のたき火をするのだった
大抵は次兄が父の庭仕事を手伝っていたのだが
たまーに私も手伝うと言うよりかは端っこに参加して
半分遊んでいた
たき火は暖まるので好きであった それと匂い!
今でもごくたまにではあるが、たき火の匂いが
鼻をかすめると冬の到来を実感し、合わせて
1年の過ぎてゆく速度の不思議を思う
数日前の朝は1℃だったらしい 確かに寒かった
これまでずっと冬は夏布団プラス毛布2枚に
セーターを着込んで眠る、で乗り切ってきたが
伯母が晩年使っていた羽毛布団を出してみることにした
それが一昨日のこと
使ってみてよくわかった
今朝も寒かったのだが布団の中は本当に暖かい!
安堵した
伯母はこんなに暖かい布団の中で冬を眠っていたのだ
寒さがいよいよ厳しくなって来ると
布団にアンカを入れてくれました
豆たんで暖めるアンカは、まずは冷たい足から
そして布団の中全体を温めてくれるのでした
一時期、祖母はお灸をしていました
母がやってあげていましたが、何度か私も
お手伝いしました
みそをピタッと祖母の肩や背中にくっつけ
その上にもぐさをひとつまみ乗せ、お線香で
燃やしました