どこかの銀行?それとも保険会社だったか
とてもきれいなカレンダーでしたから
その年が終わってからも
部屋の壁にずっと貼り続けました
イラスト 永田萌 とありました
どこかの銀行?それとも保険会社だったか
とてもきれいなカレンダーでしたから
その年が終わってからも
部屋の壁にずっと貼り続けました
イラスト 永田萌 とありました
開けっぱなしの窓から
蜂が行ったり来たりしていました
本棚の奥には土で作ったらしい
小さな壺が引っ付いていました
それは蜂がこしらえた巣なのだそうです
前回の投稿記事を書き終えると
あることに気がつきました
黄色のプラスチック製品にワクワクする感覚と
月を見てワクワクするする感覚はもしかしたら
似ているかもしれないと
黄色のビニールボール 黄色の消しゴム
黄色のスーパーボール 黄色のキャップ…
黄色のプラスチック製品になぜか
ワクワクしていた子供時代でした
そして今もその名残りが嗜好の隅に残っているような
感覚があるのです
玄関を上るとすぐの廊下のかどっこは
祖母が仕立て上げたばかりの着物が保存される
場所になっていました
着物は完璧に畳まれ 厚紙と薄板でサンドイッチに
された状態で寝かされて 更にその上には大きな木の箱が
オモシとして乗せられているのでした
木の箱はとても重いもので 子供の私にはとても持ち上げる
ことなどできませんでした
(一体何が入っていてあんなに重いのだろう…)
ずっと疑問に思っていました
そしてそれはいまだに謎なんです
祖母はずいぶん前に102才で亡くなりました