「誰だ!鼻歌を歌ってるのは!」
社会科教師の怒号が響きました
そこから授業は社会科ではなく 犯人探しの時間になりました
教師は生徒ひとりひとりにハミングをさせて
犯人を特定しようとしました
しかし結局犯人はわからないまま狂気の時間は終わりました
「誰だ!鼻歌を歌ってるのは!」
社会科教師の怒号が響きました
そこから授業は社会科ではなく 犯人探しの時間になりました
教師は生徒ひとりひとりにハミングをさせて
犯人を特定しようとしました
しかし結局犯人はわからないまま狂気の時間は終わりました
伯母と関西方面に行った時のこと
道に迷った伯母はタクシーを拾うことを決めました
伯母にとってそれは初めての経験だったのでしょう
なんと 通りがかる車に片っぱしから手を挙げるのでした
私は伯母にタクシーを説明したのですが
伯母にはタクシーと普通車の違いが飲み込めないようでした
結局小学生だった私がタクシーを拾いました
好きなチョコボールを買ったら なんと金のエンジェル!
数週間後 おもちゃの缶詰が届きました
実は何が入っていたか覚えていません
色々と入っていたのですが…
ピョーンと跳ねる怪獣のおもちゃ
それだけがぼんやりと記憶に残っています
別のときに次姉はコロンブスのたまごの話をしてくれました
「たまごを立たせるにはどうすればいいのか?
実は簡単 茹でたまごにすればいいのよ」
(ふーん…)
私には今ひとつピンとこない話でありました
7つ上の次姉が高校生の時だったと思います
賢者と愚者の話をしてくれました
壺に入れた手が抜けなくなった愚者に賢者が言ったという
「壺の中で握りしめた手を開いてお金を放しなさい
そうすれば手は抜けますよ」
この話は今でも私の中で生きています
外出先でちょっとした動作にもたついている時
ハッと気がつけば片手に手提げカバンを持ったままでいます
下におろせばいいのに…
そんな時あたまの中では
壺に手を突っ込んだ愚者がジタバタしています