--raw文字列について--
【開発環境】
OS:Win10(64ビット)
言語:Python3.8.5(64bit)
Python の統合開発環境:IDLE
IDLEの操作は「IDLEを使ってPythonプログラムを作成して実行する」を参照の事
【raw文字列の使い方】
通常の文字列では特別な値を記述するために ¥ ( Windows 環境以外ではバックスラッシュ)が利用される。その為、 ¥ を 1 つの文字として利用する場合には ¥ 自身をエスケープシーケンスを使って ¥¥ のように記述する必要がある。
しかし、
raw 文字列を使用すると ¥ を 1 つの文字として扱われ、¥¥の様に記述する必要が無くなる。
また、
raw 文字列を利用するには、文字列の前に r または R を記述する
■サンプルプログラム
「sample4-1.py」を作成し、下のコードを書いたら、実行する
print("インストール先は c:¥¥code¥¥python¥¥bin です")
print(r"インストール先は c:¥code¥python¥bin です")

【raw文字列を使用する場合の注意点】
raw 文字列であっても、文字列の中でダブルクオーテーションを文字として記述する場合には ¥" とする必要があります(ダブルクオーテーションで囲った場合)。
シングルクオーテーションの場合も同様に ¥' とします。そして注意点として文字列を出力するとダブルクオーテーションやシングルクオーテーションの前に記述した ¥ がそのまま出力されてしまいます。
■サンプルプログラム

raw 文字列では ¥" や ¥' が特別な意味を持つため、 raw 文字列の一番最後に ¥ 記号を記述するとエラーとなります
もし、raw 文字列で、文字列の最後に ¥ を記述したい場合には、 ¥ だけを通常の文字列として記述して連結するようにしてください

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