🌸さくらジャパニーズラングェッジスクールインク(さくら日本語学校)🌸

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労働力について(Ⅱ)  2月12日

2016-02-12 | さくら日本語学校
医療、介護では現状でも医療、看護師、介護職員が不足しています。
しかもこれから一層高齢者が増加するので、病院などのベッド数が不足していくため、入院の必要の無い高齢者は住みなれた自宅や地域での在宅サービスを受ける事が増えると予想されます。
厚労省の推計によれば在宅サービスの増加で2025年には医師数が33万人、看護数は51万人、介護職員は100万人増やさなければならないと発表されています。
今年はこの介護が技能実習生の職種として増えるであろうと期待されていますが、実際どうなるのでしょうか?今国会で法案化されるのか、それとも来年になるのか気を揉む所です。只、介護職は10年後には100万も不足すると言われているのに入国して1年後に日本語検定試験“N3”が必要と言われています。介護で1年間働きながら勉強をして“N3”を取得するのはフィリピン人だったら合格率8%を切るだろうと私は予想しています。
N3レベルを移行要件とされれば、「1年で帰国」を多発させる危惧があり、スキルアップのために最長3年間の滞在を許される制度の中にあって、志半ばにおける中途帰国は本末転倒に成り得ます。私は汚い表現で申し訳ありませんが、「使い捨てカイロ」の政策(日本側にのみ都合の良い)と言っています。

こんな自分勝手(日本)な政策を本当に行うなら、日本へ絶対に送りたくないと思うのは私だけでしょうか。

感謝