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オール電化の是非1

2006年08月21日 | 住まいの快適
最近の新築住宅のオール電化割合は約50%(すいません広島地区です)

オール電化にするメリットは
深夜電力を利用することで光熱費を抑えられると言うことでしょう。
この点では 実際に年間3万円から10万円くらい効果があると聞いています。
あとは キッチンのコンロをIHにする事で、火を直接扱わないと言う点で、高齢者には向いていると言う点だと思います。
(ただし扱い方を間違えると、油が発火するおそれがあります)

光熱費を節約すると言うことは、深夜電力を使うと言うことでだけでは無くて、夜の電気代を安く買い、昼間は通常の何倍もする電気代を払うと言う、オール電化コース(電力会社によって差異があります)を選ばないと効果は発揮されないと言うことらしいです。
(自分がオール電化の家に住んで無いので、ユーザーさんからお聞きすることを参考にしています)

つまり、昼間にエアコンをガンガン使うようなお宅では、逆効果となる場合も有ります。

共働きで昼間は自宅が留守になる場合は殆どの電力を夜使うことになるので、効果は大きいようです。

ガスと電気の併用という場合と比べれば、初めに書いたようなコストダウンは見込めると言うことは明らかです。
不思議なのは、建築の業界人が意外とオール電化を好んでないという部分です。
自分の会社で新築をして人を見ると、結構ガスを導入しています。

何故かと考え話しをしてみると、快適性が浮かんできました。
お湯の出が大きく違うという点です。
電気温水器は、タンクにお湯を貯めているという構造上、蛇口をひねって出てくるような水圧は望めません。
水圧は7分の一から、3分の一くらいになってしまいます。
(温水器の出口にポンプを付ける事も出来る)

自分の自宅も、電気温水器を設置した時期がありました。
たしかに、水圧が低いのでシャワーがガンガン出ることな有りませんでした。シャワーを床においた状態では 30センチから50センチくらいしか、上向きに水が噴き出しません。
お湯が出る時間も、水圧の分掛かってしまいます。

そう考えると、燃費を取るのか? 快適さを取るのか?
と言うことなんだと気がつきます。
車に置き換えると、わかりやすいかも知れません。
(運転してみないと分からない、運動能力)
シュミレーションをしただけでは分からない点ですね。

どちらが良いとは言いきれませんが、考えどころであることは確かです。

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