以前はスコアだけでなくパート譜まで写譜ペンを使って自分自身で清書していたので、アレンジ作業とほぼ同じ位写譜に時間がかかっていました。写譜ペンは万年筆と同じようにインクを使うので、途中で間違えてまた最初から書き直しになる事は日常茶飯事で、パート数の多い編成になると1曲書き終わる頃にはペンだこと腱鞘炎で苦しんだものでした。その甲斐あってか(?)、写譜だけの仕事も依頼が来るようになって、ある時期は写譜の仕事も結構やっていました。
余談ですが、、、
写譜ペンでパート譜を清書していた時に、その当時部屋によく遊びに来ていた野良猫がインクが乾く前の書き上がったばかりの楽譜の上を歩いてしまい、また書き直すハメになるなんて事もよくありましたねぇ。
そんな手書きで楽譜作成した頃に比べれば、今はなんて便利な世の中になった事でしょう。パート譜を作成した後に音程を変えたくなったとしても、簡単に変更できます。これが手書きなら全て書き直し。この差は非常に大きい。だから二度と手書きには戻らないと思います。確かに手書きの方が、手書きならではの風合いもあり、作り手の温もりのようなものも伝わってきますが、楽譜そのものはあくまでも作曲者、編曲者から演奏者への情報伝達手段のひとつでしかないので、特別手書き譜面にこだわる事はないと思います。
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