Sliding Cafeマスターのブログ

顔面神経麻痺発症(再発)から1年

昨日で顔面神経麻痺発症(再発)から1年経ちました。ちょうどトロンボーン四重奏の一人多重録音中で、発症したその日は最後の1st(メロディー)パートを録音するために準備していたのですが、まさにこれから録音を開始しようとした時に右顔面に違和感が生じ始め、徐々に唇に力が入らなくなり、トロンボーンが吹けなくなってしまいました。8年前の最初の顔面神経麻痺発症時もちょうどトロンボーンを練習している時で、その時は「あれー?今日はなんか調子悪いな〜」と違和感を感じ始めてからものの数分も経たないうちに音が出なくなりました。何回経験してもこの違和感は嫌なものです。8年前の発症時も去年の再発時も発症後半年くらいは顔面神経麻痺に伴うさまざまな身体の不調(聴覚過敏症、頭痛、肩こり等)もありましたが、去年の再発時で最も辛かったのは、発症後4ヶ月後に物が二重に見えてしまう「複視」の症状がで始めたこと。この原因は約4ヶ月間右顔面が全く動かない完全麻痺状態であったため、当然目の周りの眼輪筋にも影響が出てきて、右眼球の位置が少しズレてしまい目の焦点が合わなくなったのではないかと思います。全ても物が二重に見えてしまうため、道を歩くのにも1本の道が2本(2方向)に見えるので、どちらを歩いて良いのか分からず危ないので日中は常に片目に眼帯を付けて過ごしていました。複視の症状は1ヶ月ほどで治り正常に戻りましたが、顔面が動かないことよりもこの複視の症状が一番辛かったですねー。

トロンボーン演奏の方は発症から半年経った頃から少しずつリハビリを始め、現在では大分本来の調子を取り戻して来ました。なかなか出せなかった高音もハイFまで出るようになりましたが、まだ相当キツそうで苦しそうな音色なので、実戦では使えません。レコーディング復帰までにはあと1〜2ヶ月はかかりそうですね。

現在、4月リリース予定の新曲の制作中ですが、次作もトロンボーンの新録音は無く、過去に録音した音源を用いたリミックス作品となります。5月か6月のリリースではなんとかトロンボーン新録音の音源をお届け出来るようリハビリを頑張りたいと思います。


3月19日リリースの新曲よろしくお願いいたします!

Take Five - for Two Trombones
<収録曲>
1. Take Five - for Two Trombones
2. Take Five - for Two Trombones (SCJP Remix)

プロデュース:岩崎 浩 (mellowtone studio)
作曲:Paul Desmond
アレンジ&リミックス : Sliding Cafe Jazz Project
トロンボーン : 岩崎 浩
ミキシング & マスタリング : 岩崎 浩 (mellowtone studio)

<リリース日>
2021年3月19日
Spotify、Apple Music、他主要音楽配信サービスにて全世界同時リリース。

[Spotify]

[Apple Music]

[YouTube]
Take Five - for Two Trombones

Take Five - for Two Trombones (SCJP Remix)

<トラック説明>
サックス奏者ポール・デスモンドがデイヴ・ブルーベック・カルテット在籍時、ツアー先のトルコで聴いた9/8拍子で演奏される民族音楽にヒントを得て作曲した楽曲。通常のジャズでは非常に珍しい5/4拍子。トロンボーンでこの曲を演奏するには非常に高度な演奏技術を要するが、あえてごまかしの効かないシンプルなトロンボーン2本のみのアレンジで録音、更にそのトロンボーン音源を用いたリミックスバージョンも収録。




<お知らせ>
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