今日は11月のライブツアー用楽曲の楽譜作成作業を行う予定でしたが、急遽予定を変更してライブ会場限定発売CD(いわゆる手売りCD)の盤面デザイン作業を行いました。少し試行錯誤しましたが2時間ほどで盤面デザインは完成。デザインと言っても文字レイアウトだけのシンプルなものです。
今回のライブツアーでの会場限定販売CD制作にあたり、当初はCDプレスからジャケットと盤面印刷まで全てCDプレス工場に入稿して作るつもりでしたが、いろいろ検討した結果、自分でCD-Rに焼き、ジャケットと盤面デザインも全て自分で制作することにしました。表ジャケットのイラストだけは去年知り合いのデザイナーさんに描いてもらったので、そのイラストを使い、その他のデザインは自分で制作します。まさに「家内制手工業」的に作っていきます。
CDプレス工場への入稿をやめた理由ですが、経費削減の部分もありますが、CDを全国流通させることは企画段階から全く考えておらず、街からCD屋がどんどん消えていく中、CD全国流通という販売手段はほとんど意味が無いと思うからです。CDを買おうと思っても街にCD屋が無いという現実です。実際、僕自身も渋谷からHMVが無くって以降はほとんどCDは買っていません。ごく稀にどうしても買いたいCDが有り、Apple Musicでも配信されていないアルバムに関してはAmazonでCDを買っています。Apple MusicとSpotifyの聴き放題サービスを利用し始めてからは本当にCDは買わなくなりました。
自分自身がCDを買わなくなっているクセに、じゃあなんでわざわざCDを作るの？って話ですが、去年の僕の出身地島根県大田市でのソロコンサートで、お客さんから「CDを買いたい」「CDを作って欲しい」という強い要望を頂いた事が一番大きいです。去年のコンサートで「来年は必ずCDを作って持って来ます！」と皆さんの前で約束してしまったので、今回は何が何でもCDを作らなくてはいけません。で、ライブ会場限定で売るCDを作るのであれば、ライブ会場でしか買う事の出来ない何か「特別感」みたいなものを付加させたいと思い、それならば工場プレスCDではなく、あえて手作り感満載のCDにしようかと思った次第です。
という訳で、先日からそのCD収録曲の録音作業に大変な苦労をしている最中ですが、更にCDジャケット作りの作業も加わってしまうという怒涛のスケジュールです。
