ですが、ほんの数分でも毎日吹いている効果で、マウスピースの大きさの違いによる唇の違和感は全く無くなりました。例えばトランペットは、トランペット専門奏者のように難しいフレーズを吹きこなす事はできないものの、簡単なフレーズならまぁなんとか普通のトランペットらしい演奏は出来そうです。
いろいろな金管楽器を吹くと、それぞれの楽器特有の難しさ、また楽器そのものの持つ魅力もよくわかります。アレンジする場合においても、それぞれの楽器の音色、音域、構造などを頭だけで理解しているのと、実際に自分自身で体感的に理解しているのとでは、雲泥の差となります。
特に金管管楽器の場合は、運指(トロンボーンの場合スライド)や音域の問題などもあり、どういうフレーズが難しいのか、どういうフレーズは演奏不可能なのか、金管楽器的においしいフレーズ、効果的なヴォイシング(音の積み重ね方)などは、実際に演奏している人間でないとなかなかわからないものです。また、金管楽器特有の音域、吹奏時間と耐久力の問題もあります。
金管楽器の知識が乏しいアレンジャーさんが書いた譜面で、演奏不可能なフレーズ(激しい跳躍や息継ぎ不可能なフレーズなど)、あるいは全然効果的でないブラスアレンジに遭遇する事もよくあります。
そんな訳で「マルチブラスのすすめ」今後シリーズ化して、この話題について少し掘り下げていきたいと思います。
マルチブラスにこだわる理由とは・・・
マルチブラスの利点とは・・・
マルチブラスにおける注意点とは・・・
続く。。。
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