ブラスセクション録音

昨日の夕方から一人多重録音によるソウル・ファンク系のブラスセクション録音。トロンボーンとトランペットをダブルで合計4トラック分を3曲録音しております。夕方5時から始めて朝方4時頃まで頑張ってみましたが、あと1曲のトランペットを録音すれば終了という段階で気力、体力(唇)も限界、残りは今日の夕方から再開。なにぶん一人で演奏、録音、編集、ミックスまでやっているもので、それなりに時間はかかります。外部のスタジオでトロンボーンだけの録音なら30分もかからずに終わるような分量でも、トランペットとトロンボーンの一人多重録音というのは非常に時間がかかります。

本当に忘れた頃にこういうブラスセクションの録音の仕事が入ってくるので、やっぱりトランペットも日頃からきちんとトレーニングしておかないとダメですね。今回は数日前から少しトランペットを練習していましたが、やはり基本的に毎日練習しておかないとダメのようです。


使用トランペットは、もちろん(今は亡き)喜望峰FInaleのゴールドプレイト仕様と金属素材が真鍮ではなく青銅製の2本。青銅製の楽器は抵抗感は少しキツいですが、その分ベルから音の塊が出てくる感じで凄いです。

久々のトランペットとトロンボーンの一人多重録音でありながら、さすがに今までの経験からか、大分要領を得てきた感じはします。今後の課題はトランペットのハイノートですね。

トロンボーン奏者が他の金管楽器を持ち替えて吹こうとした時に最も難しいのはトランペットなのではないかと思います。とにかくハイノートが出ないんです。意外とフレンチホルンを吹くことは容易で、高い音も楽に出せます。フリューゲルホルンはもうほとんどトロンボーンと同じ感覚で吹けますし、ユーフォニアムに至ってはトロンボーン吹きならユーフォは吹けて当たり前でしょ、といったところでしょうか。あと、チューバもトランペットほどではないですが少し難しいです。

金管楽器の一人多重録音でCDアルバムを作ってみたい、というのが10年ほど前から描いている構想。10年前の段階ではただの夢のような感じでしかありませんでしたが、どうやら実現できる日もそう遠くはなさそうです。