80年代来てます！

最近アレンジの依頼を受ける方から「1980年代風のアレンジ、サウンド作りでお願いします。」というような要望を受けることが多く、また具体的な要望はなくとも明らかに80年代を意識した楽曲作りであったりします。どうやら今80年代が来てますね。おそらく90年代以降生まれの世代にとっては80年代ポップスのサウンドは逆に新鮮なサウンドに聞こえるのだと思いますじ、僕のような80年代青春ど真ん中の世代にとっては、とても懐かしく、30年経った今はまた80年代サウンドを聴きたくなる時期なのだと思います。という訳で今まさに80年代ブーム到来でしょうかね。

80年代サウンドを特徴づける要素はさまざまありますが、全体的なサウンド傾向としては、とにかく「派手、華やか」といった感じですね。象徴的なのはリバーブエフェクトのかけ方で、スネアドラムにゲートリバーブをかけて「バーン！」というようなド派手なスネアサウンドでした。あとはMIDI規格制定をはじめ、さまざまな電子楽器、電子機器の開発が一気に進んだ年代でもあるので、シンセサイザー、電子ドラム(通称エレドラ)が多用されたサウンドです。

80年代サウンドのアレンジ要望などもあり、最近意識的に80年代ポップスを聴くようにしていますが、懐かしさと共にとても新鮮なサウンドとして耳に入って来ます。今思い起こせば、80年代は世の中も音楽も本当に良い時代でしたよね。