Sliding Cafeマスターのブログ

メロディー先行

「メロディー先行」とはヴォーカルの入っている一般的なポップス曲などを作る時に、メロディーを先に作って、そのメロディーに後から詞を付けるという作り方のことをいいますが(その逆は「詞先行」)、僕の場合はいわゆる「歌モノ」を作曲する機会はあまりないので、そういった意味あいではなく、「メロディー先行」か「コード先行」かということです。

僕が作曲する場合は、圧倒的に「コード先行」の方が多く、まず曲全体の構成(小節数)、おおまかなコード進行を決めてからメロディーをはめ込んでいく作り方です。気持ち良いコード進行や自然とメロディーを導き出してくれるような素晴らしいコード進行の土台さえあれば、もう無限大にメロディーは作り出せる訳です。この「コード先行」の作曲方法は、鼻歌でメロディーは作れるんだけど、丸ごと1曲完成出来ない、という人にはおすすめの作曲方法です。言ってしまえば、カラオケに合わせて適当にスキャットしたり鼻歌を歌うだけでもなんとなくメロディーっぽいのが作れてしまう訳ですから。アドリブを吹く延長上でメロディーを作る感覚でしょうか。ジャズのビッバップの曲ではアドリブフレーズがそのままメロディーになっている曲も多いですしね。また、「コード先行」という意味においては、ブルースの曲なんて基本コード進行は全く同じですからね。

ただ、最近は意識的に「メロディー先行」でも曲を作るようにしています。「コード先行」だとどうしてもそのコード進行に縛られてしまい、なかなか予想外の展開に持っていきにくいのですが、「メロディー先行」の場合は制約が全く無いので、自由にどこにでも展開できます。ただし、制約が無い分作曲途中で収集がつかなくなり、いつまで経っても曲が完成しないという結果にもなりがちです。

いずれにしても作曲という作業は、作文と同じで日記を書くように毎日書いていないとスムーズにメロディーが出て来ないものです。ある日突然「さぁ、今日は曲を作るぞ!」と意気込んでみたところで、何も曲は出来てこないんですね。駄作でもなんでもいいからとにかく毎日メロディーの断片(モチーフ)だけでも書く習慣を付けていないとダメなんです。その駄作を積み重ねるうちにきっと素晴らしいメロディーが生まれてくるのだと思います。

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