Sliding Cafeマスターのブログ

音を汚す

先日の汚れた音の投稿で、ソウル・ファンク系のホーンセクション録音では汚れた音、汚い音の方が音楽にマッチすると書きましたが、これはミキシングで音を作る時にも言えることで、ソウル・ファンク系はもちろん、ロック、R&Bなどいわゆるポップス系の音楽では、少し音を歪ませた方が音の存在感、勢い、カッコよさなどが出ます。勢いを出すためにボーカルを少し歪ませることもよくあります。音を汚すと俄然、音楽がカッコよくなる。音を歪ませるという意味では、エレキギターなどはそもそも歪みの塊のようなものですしね。要するに歪んだ音はカッコイイということ。「不良=カッコイイ」みたいなものでしょうか。逆に何の不純物も入っていないような奇麗すぎる音だけで作られた音楽にはカッコよさがない。

ただ、何でもかんでも音を汚せばカッコよくなる、汚い音の方が良いという話ではなくて、やはりカッコいい音の汚し方、あえて出す汚い音の出し方というのもあるので、その辺のさじ加減、バランス感覚というものが重要です。最終的にはセンスですね。

程よいバランスで「不純物」も入っていた方が音楽はカッコイイ。

人気ブログランキングへ

ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!

コメント一覧

マスター
ぷー太郎さん

中学、高校での吹奏楽というのは、ある意味教育・生活指導的活動でもあるので(全ての部活動がそうですが)、少なくとも「不良がやる音楽」ではない、といいますか、「不良の音楽はやらせない」つまり「不良の音は出させない」ように指導されているのだと思います。

だから「不純物」を排除した純度100%のようなピュアな音を出そうとするのもある意味当然の流れなのかもしれませんねぇ。

ただ、特に最近のあまりにも奇麗すぎてまとまり過ぎている中学、高校の吹奏楽サウンドというのはあまり好きになれません。若い頃は多少荒削りで、勢いがあった方が良いと思いますね。
ぷー太郎
全く持って同感です!

トロンボーン(特にバス)はその「不純物」の配合割合のセンスが最も問われる楽器ですよね

たまに高校などに教えに行くと、不純物を極力排除した音で吹く某プロ吹奏楽団Tbパートの影響か、ユーフォのような音で吹こうとする子が多く見られ、「もっと汚せ!」と言う事がよくあります。
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「アレンジ、楽曲制作」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事