622の改良版という事ならば822Gに買い替えた方が良いのではないか?とも思いましたが、実際に622と822Gを吹き比べてみたところ、822Gの方がよりシンフォニックでパワフルなサウンドになっていて、確かに622よりもグレードアップされている印象を持ちましたが、622のコンパクトで小回りが利く感じも良いよなぁ~、といったところで、一概に822Gの方が機能的に優れているとも言えない感じ。そこで、どうやらロータリーキャップと主管は互換性があるようなので、山野楽器ウインドクルーで試させてもらったところ、とても良い感じだったので、822Gのパーツを注文しました。
こちらが822Gのロータリーキャップと主管を装着した622。
ちなみに、こちらがオリジナル622。
そしてロータリーキャップ。
左側が822G、右側が622。重さは822Gの方が若干軽いようです。
このロータリーキャップを交換するだけで、驚くほど吹奏感、音色、響きが変わります。
で、実際この1ヶ月半822Gのロータリーキャップと主管を装着した622を吹いてみた感想・・・「良い!!」です。
オリジナル622よりもオープンで豊かな響き。低音域はかなり深みのある重厚なサウンドです。音も割れにくい。ただし吹奏感もかなり変わるので、身体が慣れるまでには少し時間がかかりますが、このカスタマイズした622サウンドはとても気に入っています。
YBL-622ユーザーの方で、もっと重厚で豊な響きを出したいという人にはおすすめのカスタマイズです。
<追記>
オリジナル622とカスタマイズ622の具体的な吹奏感の違いは、オリジナル622は息がロータリーを通過する際の抵抗を上手く利用して低音を鳴らす感覚がありますが、カスタマイズ622ではロータリーの抵抗感が軽減されるため、息がそのまま出ていく感覚があります。オリジナル622は息が引っかかる(息を引っかけて吹く)感覚、カスタマイズ622は息がストレートに通過する感覚。なので、カスタマイズ622では楽器の抵抗感を利用して吹く事は出来ず、程よい唇の振動(つまりバズィング)と息の量、スピードを上手くコントロールしなければなりません。これら身体のコンディションをきちんとコントロール出来た状態で吹いた時はとても良いサウンドで鳴ってくれます。楽器の抵抗に頼れる分、ある意味オリジナル622の方が吹くのは楽かも。でも1度カスタマイズ622のサウンドを体感したら、もうオリジナル622のセッティングには戻れません。
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