レコーディング～バンドレッスン

昼間レコーディング仕事1本こなした後、夕方から埼玉大学Swing Cube Jazz Orchestraの指導に行きました。夕方という事で、見事に通勤ラッシュにぶつかってしまい、思いっきり強烈なストレスを受けるハメに・・・。しかも今日は湿気も多いし、こういう日に限って楽器ケースをソフトケースにしてしまったため、超満員の車内は不快指数高いは、楽器の事も心配で、精神的に参りました。

さて、約1ヶ月半ぶりにバンドのサウンドを聴かせてもらいましたが、しばらくレッスンの間が空いたせいなのか、バンド全体のピッチ(音程)感がずれてるし、スウィング感、テンポ感なども良くなく、何かバンド全体的に悪い方向に傾いてしまっているようでした。今後更に悪い方向に向かってしまわないように、修正していかないといけませんね。話を聞くと、練習自体は定期的にやっているようなので、おそらく普段の練習方法に何か問題があるのではないかと思います。バンドメンバー同士では、たとえバンドサウンドが悪い方向に傾いていても、いつも同じメンバー、同じ環境でやっているので、感覚が麻痺してしまい、悪い事すらわからなくなっていくと思うんです(どんなバンドでも)。だから僕のような第3者がたまに来て新鮮な耳で聴くと、バンドの抱えている問題点というのが、もの凄くよくわかるのです。これから、8月のコンテストに向けて悪い点を修正していきましょう。

また、今日は2時間ホーンセクションだけに呼吸法(ブレストレーニング)、毎日のウォーミングアップ法、耐久力向上のためのトレーニング法、ジャズ・タンギングなどを講義しました。自分で言うのも何ですが、今日の講義内容、ホント他ではまず得られない情報である事は間違いありません。僕自身の経験や、ありとあらゆるエチュード、欧米の著名演奏家のクリニック、自分が過去に受けたレッスンなどから得た情報が凝縮された内容です。もし僕が学生の頃こういう講義を受けれたとしたら、今頃の自分の演奏レベルももっと違っていたのではないかと思います。と、果たしてメンバーのみんなはどう感じてくれたのかなぁ・・・。あまりにも簡単に伝授しちゃったから、あまりありがたみを感じてもらえなかったかも。でもとにかく今日講義した練習方法は必ず毎日実践して下さいね。毎日実践しない限り、まさに’絵に描いた餅’。毎日実践してこそ初めてその効果が出ます。あとは各個人の自主性にまかせるしかないですね。毎日実践すれば3ヶ月後、半年後もの凄い変わっているはず。

明日から、ようやくビッグバンド・アレンジに取りかかれます。明日から1週間ほどビッグバンド・アレンジに没頭します。急ぎの仕事、イレギュラーな飛び込み仕事など一切受けれませんので、どうか関係者の方々ご理解のほどを。


トロンボーン教室　Sliding Master Club