Sliding Cafeマスターのブログ

要領よく

9月も終わってしまいました。。。去年の年末からひたすら仕事に追われる日々で、今年は本当に時間が経つのが早い。今年はまだ映画館に1度も映画を観にいってないし、どこか観光、遊びにも行けていないし、主に仕事で都内近辺を移動するのみ。えぇ、さすがに最近は煮詰まり気味であることは確かです。かといって、仕事は絶え間なくあるわけで、もうどうにもなりません。加えて、いい加減に手抜きをできない性分のため、ひとつの仕事に膨大な時間がかかってしまい、仕事が完成した後は毎回精根尽き果ててしまうのですね。良い意味での「いい加減」さを上手く使いこなせればいいのですが、なかなか「いい加減」ができない。意識の高過ぎる(こだわり過ぎる)職人気質というのも困ったものだ。

要領よく仕事をしないといけないと頭ではわかっていながらも、やっぱり自分の性分としては、これからも「手抜き」「いい加減」という手法はきっとできないように思います。今思えば、小学生の頃に工作の授業で丁寧にものを作り込み過ぎて、他の子よりも進行が異常に遅く、いつも先生に「岩崎君はいつも作業が遅いねぇ」と言われていたものでした。だからよく放課後に1人で居残りして作業をしていました。でも先生もそんな僕の姿を見ていても決して「早くしなさい」とか急かす事はせず、黙って僕が完成させるまで待っていてくれました。この時の先生が要領のいい子だけを評価するような先生だったら、ひょっとしたら今の自分も変わっていたのかもしれませんね。

現代はとにかくどんな分野でもスピードを追い求められる時代ですが、品質を落としてまでスピードを優先させる気にはどうしてもなれないところです。「要領よく」とは言いますが、遠回りや一見無駄に見えるような行為も経ていかないとわからない事、出せない成果は必ずあると思います。

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コメント一覧

マスター
僕も時々、明らかに手抜きしている事がバレてしまう人や仕事の最後のつめ(提出前の最終チェック)があまい人に遭遇する事があるんですが、2~3回程度のミスは見逃せますが、頻繁にそういう手抜き仕事をしてしまうような人には当然仕事の依頼は出さなくなります。

世の中にはスピード優先のために仕事の品質を落とす(手抜きをする)人って必ずいるんですよね。だから、仕事を依頼する方もその手抜きを見抜けるだけのスキルを持ち合わせていないといけないわけです。
acarranger
僕も根が凝り性で細部のディテールにこだわる性分なので、「品質よりもスピード優先!」なんて言われれば「だったら他所にどうぞ」です。

演奏仕事でも同じで、Cメロ譜しか準備していないやっつけパーティー仕事に呼ばれれば、大抵の場合現場で全パートの譜面を書き直してしまいます。
(まさかパーティー主催者が「いいよテキトーで」などと言うはずもなく、呼び屋が完全に仕事をナメているとしか思えません)
それでその呼び屋から「頑固で融通が利かない」などと言われたこともありますが、気がつくとその方を近頃とんと現場で見かけなくなりました。

ただでさえ不況の音楽業界、少しぐらいオーバースペックな仕事を見せて(魅せて)「やっぱりプロに頼むと素晴らしい!」と思ってもらわないと、僕らの未来は開けませんからね。

要領悪いだなんて、微塵も感じません。
僕が死んだ後にも、音楽はあるわけですから。
大好きな音楽をぞんざいにはできませんよね。
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