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Sliding Cafeマスターのブログ

697Zカスタマイズ~2012年4月

まだまだ続きます697Zカスタマイズ。今回のカスタマイズ内容は、再びスライドロックリングの交換です。今年の1月のカスタマイズではスライドロックリングを697Zのリングよりも大きいサイズに変更となった897Zのリングに交換して、とても心地良い吹奏感になりました。

今回はそのリング交換を更に発展させて、897Zのリングを元に特注でオリジナルリングを作ってもらいました。

697Zのリングとの比較。

左が697Zリング(しばらく放置していたので酸化して黒ずんでますが)、右が特注オリジナルリング。

見ての通り、スライドストッパーとしての役割の爪が無いただのリングです。爪を外した理由としては、前回897Zのリングに交換したところ、とても響きと吹奏感が良かったので、爪がなければ更に響きが良くなるのではないかと思い今回の特注リングの制作となった訳です。結果、爪の余分なパーツが無いので奇麗なリング形状となり、リングが均等に響くようになりました。更に仕上げはピンクゴールドプレイトのサテン仕上げにしてもらいました。これは特にこの色合いが好きでこうした訳ではなく、本当は金属素材をゴールドブラス製にしてより響きやすく、柔らか音色のリングにしたかったのですが、ヤマハさんの方ではゴールドブラス製のリングは作れないという返答(何故に?)が返ってきたため、仕方なく素材はニッケルのまま、せめて少しでも銅の成分を加えたいと思い、ウィンドクルーさんにお願いしてピンクゴールドのサテン仕上げにしてもらいました。サテン仕上げにした理由としては、サテン仕上げにすると少し複雑な響き、共鳴が得られるからです。

この爪無し、ピンクゴールド-サテン仕上げリングの威力は絶大で、897Zリングでも心地良かった吹奏感が更に飛躍的に向上!マウスピースと697Z本体へのDCTV処理Swing Chip Gold&SilverNano Liquid Cuとの相乗効果もあり、過去最高の響きと吹奏感になったと思います。非常に濃厚で太く力強い音色でありつつも、甘さと柔らかさと軽快さも兼ね備えた素晴らしいコンディションの楽器になりました。

ちなみに、この特注リングのみDCTV処理が施されていないパーツとなります。リングにはDCTV処理しない方が良いのかもしれません。

トロンボーン吹きの方ならおわかりかと思いますが、今回の特注リングにはスライドストッパーのための爪が無いので、常にスライドを手で持っていないとスライドが抜け落ちてしまう訳ですが、以前バックの16M使っていた時も抵抗感を減らず目的でストッパーリング自体を外していて、スライドストッパーの無い楽器には慣れているので、不自由さは全く感じません。いずれ機会をみてスライド外管についているストッパーの台座も外してしまおうかと考えています。

トロンボーンのスライドストッパーリングは想像以上に楽器全体の響き、吹奏感に大きく影響を与えるパーツだと思います。この特注リングの心地良さを体感したら697Z オリジナルのリングにはもう二度と戻れません。

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