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Sliding Cafeマスターのブログ

本日の697Zバランサー検証

697Zに装着した882Oバランサーはネジ1個締めの状態でなかなか良い感じだったのですが、昨日スタジオで吹いてみたところ、どうも少し吹きにくく感じる部分が出て来てしまいました。音の立ち上がりが早くなって音を当てやすいのですが、金属的にバリバリ鳴り過ぎるところが気になります。力強く派手な音がするので、それはそれで魅力的ではあるのですが、ちょっと硬質な音色になり過ぎているように感じました。

僕の考える理想的なトロンボーンの音色は、柔らかくふくよかな響きの中にもしっかりとした核となる音の芯があり、更に金管楽器らしいきらびやかなキラキラとした輝き成分もある音色なので、そういった意味では、バランサーを装着した状態ではキラキラ成分は十分過ぎるほど出るものの、ふくよかさがかなり失われてしまうようなのです。キラキラ成分とふくよかさの程よいバランスというはなかなか難しいところですが、やっぱりバランサーは付けない方が良いかなぁ~といった印象を持ちました。あと、バランサーを付けるとピッチも少し変わってしまうようで、バランサー無しのいつものピッチ感で吹いていると自分の予想外のピッチに当たってしまいます。長年ずっとバランサー無しの状態で吹いていたので、その辺の微妙な感覚のズレは思わぬミスの発生につながるので、怖いですね。

という訳で、今日は再びバランサーを外して、またSwing Chipを主管に貼りました。ただし、以前はSilverを貼っていましたが、今回は試しにGoldを貼ってみることにしました。Silverは響きを解放する方向に作用するのに対し、Goldは響きをタイトに引き締めるような効果があるので、バランサー装着時ほどの強い抵抗感は無いものの、Silverに比べると少し抵抗感が増したように感じます。昨日響かない部屋で試した感じでは、なかなか良い吹奏感でした。今日もまたスタジオの響く部屋で検証してみます。

やっぱりバランサーは無し、ということで落ち着きそうです。

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