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Sliding Cafeマスターのブログ

マスタリング作業工程~その2

デジタルのオーディオデータを一度アナログ機材に通してアナログの質感を加えた後、今度はマスタリング・プロセッサーであるt.c.electronicのFinalizer 96Kに通して再びDigital Performerに戻して録音。この時は送りも戻りも24bit/48kHzのデジタル信号のまま。Finalizer 96Kの素晴らしいところは、原音の質感を大きく変えることなく、音にガッツ(力強さ)とスピード感が出るところ。ぼやっとしていた音像がシャキッとする感じになります。

Finalizer 96Kに通した後は、全てMac内での作業になります。
まず取り込んだオーディオトラックにPSP Vintage Warmer 2をインサート。


コンプはスルーしてドライブを少しだけ上げてアナログの質感を加味してバウンス。
いい感じにふくよかな太い音になります。

以上までの工程がマスタリングのための下ごしらえ的作業です。この工程無しでも良いのですが、この下ごしらえ処理を施しておいた方が、後のEQ、コンプの効き方が違うようですし、音の”しっかり感”が出ます。下ごしらえ処理で重要なポイントとしては、音質自体を大きく変えないように極端なエフェクト処理は施さない(基本的にEQ、コンプはスルー)、6dB程度のヘッドマージンを確保して作業を行う、でしょうか。

下ごしらえ後のエフェクト処理については、また次回。

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