医療法人 スマイルアート 神谷歯科

こんにちは!歯を削るのが嫌いな歯医者さんです。一生使う歯を一緒に守っていきましょう。

どうして?

2016-01-15 09:55:38 | 日記
おはようございます
北海道・青森の方では震度5の地震があったようですね。
余震の可能性もあるとのことですので、お気を付けください。

前回、歯を失ってしまう原因の中で「虫歯・歯周病」が約75%を占めている、
というお話をしました。
では一体どうして虫歯や歯周病になるのかをお話していきましょう。
今日は「虫歯」の方からです。

私達のお口の中には虫歯菌が住んでいます。歯の隙間などに残った食べかすを食べて、
糖分を分解して歯垢(プラーク)を作ります。その中でどんどん虫歯菌が増えていくのです。
そして、この虫歯菌が作り出す【酸】が歯を溶かしてしまいます。
しかし、歯はいったん溶けだしても唾液の力で殺菌・消毒されて、更には元に戻る力を持っています。
歯が溶けてしまう事を【脱灰】とい、唾液作用による歯の再生を【再石灰化】と言います。

簡単に仕組みを話すとこのようなことです。
虫歯菌が増えてしまい脱灰と再石灰化のバランスが崩れてしまうと、
歯の再石灰化が追い付かなくなってしまい
虫歯になってしまうのです。
歯磨きは虫歯菌が増えるプラークを落とすために必要なんですね。

歯と歯の間や噛み合わせの溝の面、歯と歯茎の境目のくぼんだ部分は非常に汚れがたまりやすく
虫歯菌が住み着きやすくなっています。
歯ブラシだけではなく歯間ブラシやフロスを使ったり、歯と歯茎の境目は
歯医者さんの専用の機械で定期的にお掃除するといいですね。

虫歯になる原因には、上記の理由だけではなく様々な要因があります。
一人ひとり必要なことは違いますので、かかりつけの歯医者さんに相談しましょう