医療法人 スマイルアート 神谷歯科

こんにちは!歯を削るのが嫌いな歯医者さんです。一生使う歯を一緒に守っていきましょう。

日々精進

2016-08-30 14:56:54 | 日記
こんにちは
現在は雨が上がっている松本市です。
関東・東北地方の皆さんは、まだまだ注意が必要なようです。
十分にお気を付けください。

さて、子供たちの夏休みも終わり午前中の診療はだいぶ落ち着いてきました。
夕方は相変わらずですので、お待たせしてしまう事もありますが・・・
先日導入したユニットが動き出せば、もう少しスムーズになるかな?
とも思っていますが、すみません
いつもご理解とご協力ありがとうございますm(__)m

今月は正直忙しくバタバタしておりましたので、全然栄養のことも
お口のことも書けませんでした
反省しております。。。
9月には栄養学の勉強会や口腔がんのセミナーに参加する予定ですので
いろいろな話をまた書いていけたらなぁ、と思います!
来月もよろしくお願いします!

亜鉛と赤ちゃん

2016-08-27 08:27:08 | 日記
おはようございます
台風の影響で雨が降っている松本市です。
おかげで少し外は涼しいようです。
しかし、雨が強く降っている地域では、河川の氾濫や土砂崩れ等々危険もあります。
十分に気を付けましょう!

さて今回は、あまり栄養素としては聞きなじみのないかもしれない
「亜鉛」のお話です。
亜鉛は細胞分裂に不可欠の栄養素であることが解明され
亜鉛不足の妊婦からは、胎児の奇形や妊娠合併症が増加することが明らかになり
亜鉛補給によって流産が減少し、早産が抑えられる事例が発表されました。

母乳には亜鉛が含まれていて、初乳には1300~1500㎍/100mlもの亜鉛が
含まれているそうですが、母乳の亜鉛含有量は見事な自然の摂理に基づき
赤ちゃんが必要とするときに、必要なだけ与えられるようになっています。
分娩後、1週目・2週目と減少していき3週目から約2か月間同じくらいの値になり
その後は1週目の約10分の1くらいになります。
最近の粉ミルクは100g当たり約3mgの亜鉛を含んでいるようですが
もちろん、1回に100g使うわけではないので1回あたりの亜鉛含有量は減ります。
その含有量は母乳の第2週目に劣るくらいになりますので
出産直後は母乳を与えられないケースだと、必然的に亜鉛不足になります。

亜鉛不足は皮膚疾患の原因にもなり、特に赤ちゃんの皮膚はきわめてトラブルを起こしやすく
亜鉛不足に起因する皮膚疾患が、アトピー性皮膚炎と診断された場合に
ステロイド剤を投与されてしまわないかが、非常に心配される点です。

一般的に健康な成人が1日に15㎎の亜鉛摂取を推奨され、妊婦さんは20㎎、授乳中は25㎎と
されています。
亜鉛は肉類や魚介類に含まれ、その中でも生牡蠣に多く含まれています。
亜鉛は毒性が非常に弱いため、日常の食生活であれば過剰症の心配はほとんどありません。
特に、成長期のお子さんや妊産婦さんは、肉や魚を毎日食べれるといいですね!

9月の休診日

2016-08-24 14:55:37 | 日記
こんにちは
先日は台風の影響で関東や北海道で大雨になり
各種交通機関等に大きな影響があったようです。
今年は台風の発生が遅いような気がするのは気のせいでしょうか?

さて、8月ももうすぐおしまいです。
9月には運動会が控えてるお子さんも多いようですが
まだまだ日中は暑い日が続いていますので
熱中症には十分に注意しながら、練習等々頑張ってほしいですね!
9月の休診情報です。

休診日:4日・5日・11~14日(院長出張のため)・18日・19日・22日
    25日・29日(学会出席のため)

元気に2016年を終えるために、そろそろ歯科検診をするのはいかがですか?
あ、虫歯が・・・のままで年越しをするより、来年も健康でいられるように
お口の中から健康にしていきましょう!

どれくらい?

2016-08-19 11:27:51 | 日記
おはようございます
今年のオリンピックは日本人がたくさんメダルを取っていますね!
テニスの錦織圭選手は92?年ぶりのメダルだとか・・・
大町市出身のバドミントン選手、奥原希望選手も銅メダル!
なんとバドミントンシングルス初のメダル獲得です!
おめでとうございます
リアルタイムで見れてはいませんが、ニュースを見ると
盛り上がっていますね
頑張れ!ニッポン!

さてさて、前回までにタン白質が身体にとってどれほど大切か
少しご理解いただけましたでしょうか?
では、一体どれくらいのタン白質を摂取すればいいのかですよね。

健康的な一般の成人で毎日体重1kg当たり1.14gのタン白質を摂取する事が
必要と言われています。体重1kg当たり約1gと覚えておきましょう!
大事なことは、タン白質は「食い貯め」が出来ないので
毎日しっかり必要な量を摂取するという事なのです。
例えば、体重が50kgの方は1日約50gのタン白質の摂取が必要です。
50gのタン白質を摂るために必要な分量は・・・
☆食パン:2.2kg
☆牛乳:3ℓ
☆米:1.47kg(約1升)
☆うどん:4400g(約15玉)
☆卵:510g(約10個)
☆ビフテキ:510g

皆さん、毎日牛乳を3ℓ飲めますか?卵を10個食べれますか?
仮に体重50kgの人が牛肉だけでタン白質の必要量を摂取するとすれば
毎日700gほどの牛肉を食べ続ける事になります。
まず現実的にほぼ不可能ですよね
そして何より脂質過剰になってしまい、別の弊害が起こってきます。

タンパク質は多くの食品に含まれているのですが、それでも多くの日本人は
一日当たり20~30gのタン白質摂取不足状態にあります。
意識してタン白質を摂取することは大切ですよ!

タン白質の役割

2016-08-16 10:41:05 | 日記
おはようございます
昨日は終戦記念日でした。
色々と思う事がある1日です。過去、現在、未来のこと。
我々戦争を知らない時代を生きている人間が出来る事は
一体何だろうか。
戦争と言う事実を忘れないための大切な日ですね。

さて、覚えていますでしょうか?
前回の続きです、そう「タン白質」のお話です。
タン白質は身体をつくったり、酸素や栄養素を運んだりする様々な役割が
あるというお話までしました。
それでは、タン白質はどのような生理作用があるのでしょうか。

・身体をつくるもとになる:脳の衰えを防ぐ
             皮膚、筋肉をつくる(弾力、つや、筋肉を保つ、傷の補修を早める)
             骨、歯、爪、毛髪をつくる(骨の成長と強化に不可欠!)
             内臓を作り、内臓の働きを高める
・血管、血液をつくる:血管壁を丈夫にし、破れにくくする
           酸素を運び、貧血を防ぐ
           ビタミン、ミネラルを身体中に運び、体調を整える
・ホルモン、酵素、拡散(DNA・RNA)の材料になる:抗ストレスホルモンをつくり、ストレスから身体を守る
                        自律神経を安定させる
                        更年期障害、生理不順を防ぐ
                        身体の調節機能を正常に保つ
                        疲労回復を高める
                        ストレスを予防する

上記を見れば、前回の話にもあったように、「人間の身体はタン白質で作られ、タン白質で動かされている」
と言うのがより理解しやすいと思います。
それくらい身体にとってタン白質は重要なのです。

では、タン白質はどれくらい必要なのか、次回はそんなところをお話する予定です。