名前が丹沢に変わりそうなくらい、最近は丹沢通いがライフワークになりつつあります
丹沢は神奈川のみならず西丹沢は山梨の道志山麓にも連なる壮大な連峰です、その中でも主となる山があります。
塔ノ岳(1491m) 大山(1252m) 丹沢山(1567m)蛭ヶ岳(1673m) 鍋割山(1272m) 檜洞丸(1601m)
新大日(1340m) 行者が岳(1180m) 鳥尾山(1136m)三ノ塔(1205m) ニノ塔(1144m)
大室山(1587m) 加入道山(1418m) 畦が丸(1293m)などである ※ 赤字は登頂済み
周辺に連なる山を加えるとキリがない、とりあえず主峰である蛭ヶ岳が難関で、小屋泊まり1泊二日で登頂するのが一番一般的なルートのようである
しかし、どうしても日帰り弾丸登山をしたい。。。
そこでネットで調べて見ると北側の尾根直登コースなら8時間程度で往復している人が何人もいるではないか、、早速計画を練り始めます。
リゲインは林道使用許可を持っているので開けて入れますがとりあえずここまで
釜立林道という超絶狭い林道を登るとゲートがありその横に駐車スペースがあるらしい、しかし5台程度が限度のようだ。
コースはここから登山道に入り、姫次を経由して蛭ヶ岳直登コース・・・
駐車スペース確保、確実に日暮前に下山するために自宅を出発したのは、朝の3時前・・・・
ほぼ真っ暗な夜道をひたすら丹沢へ向けて進みます、やがて国道413号線から狭い林道に
早朝4時は鹿たちの水飲みタイム、車が近づいてもなかなか逃げません
ここもネットにドライブレコーダの映像をアップしている人がいたので道は間違えず狭い林道も迷わずにゲート前に到着した、しかし真っ暗・・・
夜中の山って果てしなく怖い・・・ガサっとか音がしたら獣です
ヘッドライトを頭に装着し、寒い早朝の登山ゲート前の駐車場で支度を始めるのだ
心の中ではドキドキ、それは幽霊、もしくはクマ、成し遂げられないのではないかという不安です
とりあえず、暗闇の中をヘッドライトの明かりを頼りに登山道に入ります
沢沿いの急斜面を登ること数時間・・・周囲が明るくなり始めやがて陽の光が真っ暗な沢を明るく照らし出します・・・ホッとする一瞬ですが目の前に広がるエンドレスな斜面もしっかり見えてきました
標高差はかなりあり一段落つくまでには800m以上登らねばなりません
標高1300m地点まで登ると一旦平坦な尾根道が続きます
姫次の休憩場所から主峰蛭ヶ岳を望む、まだまだ遠い・・・
しかし、ここから一度下りに入るのです、山の宿命です。せっかく稼いだポイントを使って下り、また斜面を登らねばなりません。
とりあえず、山歩き術の後ろ足荷重で一歩一歩確実に登ります。ザックを下ろしての休憩はしません。牛歩で歩きながらハイドロシステムのチューブから経口補水液を飲み、とりあえず歩みは止めないのです。
蛭ヶ岳山頂に向かう斜面で富士山が見えたのでちょっと休んで撮影
最後の400mは木道で歩きやすいのですがひたすら登りが続きます。ようやく蛭ヶ岳山頂に着いたのは10時ちょい過ぎでした。
山頂は涼しくて汗でビシャビシャのウェアを着替えても寒かった
蛭ヶ岳山荘でコーラを買ってほぼ一気飲み、あとはおにぎり2個を食べたらすぐに下山開始です
まさか、こいつが役に立つとは、真っ暗な山道は危険がいっぱい
普通の下山と違い沢の下りは斜度が40度近いのでゆっくり降りねば危険なのです。
なんとか、無事に駐車場まで戻りホッと一息です。
これで、日帰りで主峰蛭ヶ岳を制したので残るは檜洞丸などの西丹沢です