本格的に通常トラップに移行をしました。
一発勝負のレミントン870の場合、ストレートかアメリカントラップのランダム止まりでした。
一番の違いは15m先の各射台の射出機から3方向にクレーが飛び、高さも速さも微妙に異なります。
従ってクレーに目が追いつかないと当てられません。
何の練習もせずに撃った最初の日は4発しか当たりませんでした。
その後も当たらない日々、、これはマズいと思案の末導入したのがシュミレーター、射撃場などにある大画面を模擬銃で撃つのではなく、バーチャルリアリティの中でメタクエスト2のコントローラーを使い撃つのですが、リアリティが足りないと専用の銃型のストックを買い、これにコントローラーを乗せて練習しています。
オリンピック選手が年間に撃つ弾の数は2-3万発です。
一発60円としても年間に120万円以上の弾代、加えてクレー代もかかるので300万円くらいはかかります。
一般人がこんな真似は出来ません。しかしシュミレーターであればクレー代も弾代も無料、射撃場はリビングなのでガソリン代もかかりません。
毎日4R撃ったら毎月3000発の練習になります。
問題はシュミレーターが実際の射撃と同じかどうかです、、100万近い大画面のシュミレーターは平面を撃つだけで射撃場の射台に立つ臨場感はありません。また、3次元のバーチャル空間では奥行きがあるのでクレーは自分から遠ざかって行き、それなりに実際の射撃に近いのです。
唯一の違いはリコイルが無いことでしょうか
アプリは銃のベンド調整も出来、また使う弾の種類や速さも変えられます。
設定はややこしそうだが数字を変えながら構えてみて自分の銃と同じ見え方になるようにすれば良いのです
例えば射撃で一般的な安めの弾の設定なら秒速1200フィートにすれば良いし、ガチの速い弾なら秒速420mにすることが出来ます。これでクレーのどこを撃つかが変わります。
これはシェルの選択、トラップの場合自動的に71/2になるが8号も選択でき、スキートの場合は自動的に9号
リプも通常のリプとハイリブを選べ、照星も中間照星なしの設定も出来るので構えた時に実銃とかなり同じ見え方に調整が出きるのです。
ハイリブの他、32インチバレル、中間照星の有無も選べる
これで約1ヶ月練習してから先日、大井射撃場で4人で撃ちました。
最初は当たらないのではと不安でしたが、結局そのグループでは1番の成績でした、皆さんは2発撃っていたのでハンディを加えたらダントツでした。
従ってVRのシュミレーターは確実に効果があると確信しています。
そこで導入費用です
まず必要になるのがメタクエストです。
これはどのバージョンでも良いのですがメタクエスト2がお値段的に良いかなと思います。
新品だと6万ですが中古なら4万以下で買えます、リゲインは中古を3.8万で買いました。
あとはアプリですがClay Hunt VR、これがなんと2,200円!安い!
高価なVRソフトの中では比較的安い部類に入ります
実はこれだけでも練習は可能です
ここでそれぞれの設定でのシュミレーター射撃の様子を動画にしてみました、プロフェッショナルから始まり中級者、初心者となっていきます。プロはクレースピードも早く厳しい角度に飛んでいきます、しかも真ん中付近に着弾させないとクレーは割れてくれません。しかし、これをやった後で中級者で撃ってみるとクレーが非常に遅く見えます。
しかし、ゲームのコントローラーなんて数百グラム、構えたところで3キロ以上ある実銃とは全くフィーリングが違います
しかも、微妙に画面の銃がユラユラと動くのです。
そこで導入した専用のストック、、日本では売っておらずAmazonにもなかったので直接輸入しちまいました
これが専用のガンストック「REAL STOCK PRO」です
これが約40,000円(本体 32,000円 送料6,000円 輸入消費税 2,000円)※概算ですがしめてみると、約10万円です、なんと中古の猟銃が買える値段です。
ただし、中古の上下2連を買ったとしても2万発の練習は出来ません。
4月から今月まで1ヶ月で撃ったシュミレーターの弾数は記録していただけで3,950発、実際は倍くらいかも知れません
これを伊勢原射撃場の費用に換算してみます。
クレー代 3,950枚*48円=189,600円
弾代(2発撃つ機会も多いのでクレー枚数の1.4倍で計算)(3,950*1.4)*60円=331,800円
プレー代 950円*17回=16,150円
ガソリン代(一回2,000円)2,000*17回=34,000円
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合計 571,550円
これだけ使って実際に射撃場で撃ちまくってもシュミレーター以上に上達する保証はありません。
しかもこのペースで一年続けると約100万円かかる射撃代が自宅のリビングで無料なのです。
現在二丁目として申請中のトラップ射撃専用の銃、来月にはデビューできそうです
問題はこのシュミレーターの成果がどれほど実射撃に今後反映されていくかに尽きるかと思います。
その成果については今後このブログで報告していきたいと思います。