2018年総括・・・海外遠征に明け暮れた一年

早いものでもう年末、、一年の総括をする時期に来てしまいました

リゲインはこれからシドニーホバートレースに行くので本来はそこが終わってからになるのですが、、

12月26日※Boxing Day (拳闘ではありませんにスタートするレース、前回のフィニッシュは12月29日でした、とりあえず遅くてもこの時期は吹くので12月30日にはフィニッシュすると思っています）

※教会が貧しい人たちのために寄付を募ったクリスマスプレゼントの箱（box）を開ける日であったことから"Boxing Day"と呼ばれる。

さて、今年は海外遠征が多かった一年です、メジャーなレガッタに3回出場に加えて、海上から越境してスペインからフランスまでIMOCA60の回航をしました。今まではオーストラリアや英国チームで英語でしたが初めてのロシアチーム・・・ドキドキでした

この艇で戸惑わないように白石さんのIMOCA60に何回か乗せてもらっていたのです

回航メンバーは英語が堪能でほぼネイティブでした、ヨーロッパのセーラー達を見ていて感心するのはほとんどが自国語に加えて英語がネイティブなことです・・・日本が遅れているのはヨットの実績だけではありません

リゲインにとってはメジャーなレガッタでこのような連中と一緒にセーリングすることで先進国のヨット文化に触れることが主目的なのです
すでに選手としてのピークはとっくに超えていますので何とか身体を鍛えて（維持して）足を引っ張らないように努力しています

幸い、どの艇のオーナーも気にいってくれて、来年はFastnet Raceに早くも声がかかっていますが、来年の夏のことは全くわかりません

今年の8月はオフショアレースではなく今まで気になっていたCowes Weekに英国チームとして参加・・・女性ばかりのチームでした
しかしその"ど根性"といったら男顔負けです、彼女たちはFastnet Raceも完走し、カリブ海でレースに出たのちに大西洋を渡り英国まで戻り、ま大西洋を南下して地中海に・・・そして今はマルタからカナリア諸島に移動し、今度は南米までのレースに参加中です・・・ヨットに対する打ち込み方が普通ではありません

そして、ジャパンカップが中止になったおかげで時間ができ、昨年のリベンジの為、外洋オーシャンレーサーとしてVendée Globeを2度走っているロシアチームのIMOCA60で万全を期して臨んだMiddle Sea Racですがまたしても嵐で艇が破損してリタイア、しかも今回もSicilyに滞在することに・・・・よほどシシリア好きなのだと思われそうです

昨年はStrong Galeでしたが今年はThunder Stormでした・・・Ave35ノットオーバー、たまに来るブローは凄まじく、船の真横に落雷と生きた心地がしませんでした