さて、メルセデスからJEEPに乗り換えてから3ヶ月が経過しました。
ここでレビューでもしてみましょってこと書いています。
前のSLKがほとんど乗っていなかったのに比べてこのJEEPでは3ヶ月で3000キロくらい走っています。
特に猟銃の所持許可がおりてからは射撃場通いもあり、静岡や伊勢原、たまに埼玉など遠乗りも多かったと思います。
この14年間はずっとメルセデスしか乗ってこなかったので、四駆という新しい課題にぶつかった際も思いついたのはゲレンデバーゲン・・・
しかし、この無骨な車はなんと新車価格1000万円超え、中古でも500万は用意しないと買えません。
メルセデスにこだわったのはその車の歴史的な価値でした、本が出版されるほどメルセデスベンツはダイムラー社が生み出した名車で車の歴史そのものだったからです。
ここからシフトするにはそれなりの歴史とアイデンティティを持っているブランドでないと納得がいかず、第二次大戦中に米軍御用達であったウィリスジープの流れを組むJEEPならブランドとして納得できるからでした。
ただ、アメ車というあまりよろしくないイメージ(大ざっぱ、ふにゃふにゃな乗りごごち、燃費鬼悪い)がついてまとったのも事実です。
そこでこの3ヶ月を振り返ってみます。
『乗りごごち』
これは意外でした、メルセデスに勝るものはないと考えていました。しかしこのJEEPの乗り心地は優しくて長距離運転をしても疲れませんでした。
特に悪路で車がガタガタと揺れても見事にそのショックを吸収してくれるのです。アメ車に対するイメージが完全に変わりました。
『インテリア』
比較的高年式ということもあり、見た目にもさほどの古臭さは感じません、シンプルですが小綺麗で飽きのこないデザインです。特筆に値するのがクライメートコントロールです、非常に微妙な温度調整が出来るのです。
メルセデスは運転席と助手席の温度調整が別々に出来ますが、温度調整の幅が大きくて細かな調整が出来ませんでした。 JEEPはちょっとだけ暖かくしたい時など非常に細かな調整が可能です。
『燃費』
これはまだ結論は出せないのです、というのも比較的長距離を早朝走ることが多かったので時にはリッター当たり13キロ以上走る時もあるのですが市街地ではおそらく7〜8キロではないかと思います。
たまに早朝静岡に行くと、134号も国道1号もガラガラなのでほとんどノンストップで走れるので燃費が素晴らしい値を出していますが、あくまで理論値なのでアテになりません、ベンツなどと異なり100キロ走るのに何リッター必要かというわかりにくい表示です、上の例でいえば100キロに対して6.8リッター使うので約14.7と凄い値ですが実際は10走っていれば上出来です。
『エクステリア』
外観に関してJEEPはいまだに丸目のヘッドランプで、これがJEEPらしさと言えるかも知れません。
フロントオーバーハングも十分ですから大きな縁石などに乗り上げてもバンパーを擦ることはありません。タイヤに関しては17インチですが、リフトアップは2インチがおそらく限界かと思います。
デカいタイヤを履くとタイヤハウス内でインナーに擦ってしまいます。 PATRIOTに関してはノーマルで乗るのがベストかと思います。スペーサーでリフトアップすることも出来るようですが足回りに余計な負担をかけてコントロールアームやスタビライザーなどを痛めてしまう可能性が高いと思います。
『結論』
JEEPはなかなか素晴らしい車です。そしてキングといえばラングラーですが新車価格はこの2年で200万も値上がりして今は軽く800万円超えです。(ラングラーにはスポーツ、アンリミテッド、ルビコンのラインナップがあります)
ルビコンに至っては900万です。ルビコンの売りはスタビライザーを切り離してハンドルの切り角度を凄いことにするオフロード仕様ですがオフロードでしか使わない機能ですし最新のラングラーは電子化が進み、まるでテスラみたいなインパネになっているのである意味JEEPらしさを失っています。
やはりちょっと古めのラングラーを中古で買うのがベストだと思います。もしも誰かがラングラーあげるからJL(最新モデル)とJK(一世代前)のどっちがいい?と聞かれたら間違いなくJKと答えます。