どうも。蕎麦がきミュージシャン、片手袋研究家の石井です。この写真は、マニアブログフェスタ仲間のむらたぬきさんと一緒に作った『超ひま理論〜チョビっと泣いていい?〜』という曲のジャケット?です。コロナ禍の現状を曲として記録したくて、私が好きな曲を多数作られているむらたぬきさんに相談したのです。
最初にメロディや構成案をお伝えし、そこからは完全リモートで「ああでもない、こうでもない」とお互いアイディアを出しあって音を重ねていくうち、「昔から暇だったんだけど、今の暇はちょっと違うよね」というテーマが固まりました。同じくマニアブログフェスタ仲間の村田さん(路上園芸学会)とやなせさん(キシリ徹)もお誘いして完成したこの曲、是非下記リンクから聴いてくださいね。よく聴くと小ネタが盛り沢山です(ex. 「チョビっと泣いていい?」というサブタイトルは「covid-19」と韻を踏んでます)。
☆チーズの思い出
唐突ですが、皆さんはチーズに対する敬意が足りないと思います。「あって当たり前」。そんな風に考えていませんか?しかし冷静に考えてみてください。乳製品の優しさを感じさせるものもあれば、強烈なインパクトを持つものもある。とろけるような口触りもあれば、シャクシャク歯切れの良いものもあります。焼いたら伸びちゃったり、パウダー状だったり。主役も張れれば脇もできる。お酒のおつまみからデザートまでも。ありゃ、奇跡ですよ。私はこれからチーズのことを「奇跡(もしくはミラクル)」と呼ぶことにします。いや、呼びません。「チーズ」っていう響きも美味そうだから、そのまま呼びましょう。皆さんもチーズに敬礼!V8!V8!
子供の頃、母親の買い物に付き合わされた時、必ず立ち寄る肉屋がありました。そこにあったんです、動物の顔の形をしたチーズが。私はそれが食べたくてねえ。そっと買い物カゴに忍ばせるんですが、うちの母親の勘が良くて。いつもレジまで辿り着く前にバレて、陳列棚に戻されてました。元気にしてるかなぁ、あの動物の顔の形をしたチーズ。
あとこれも子供の頃。うちの母親は私が天才児だと確信したみたいで、小学校受験をさせられたんですよ。都内有数の名門校ばかりでした。で、幼い私のモチベーションを上げる為に母親はこんな事を言ったんです。「受験の帰り、必ずチーズケーキを食べさせてあげる!」。私、今でもそうですがチーズケーキが死ぬほど好きでして。保育園児には難しすぎる問題にうんうん唸って挑んだあと、会場そばの喫茶店でチーズケーキをウマウマと頬張ったものです。あ、受験は全て落ちてめでたく地元の公立小学校に入学しました!元気にしてるかなぁ、あのチーズケーキ達。
で、大人になった今。自分で好きなだけチーズを買えるようになったわけですよ。それだけでも大人って最高。もし妻夫木くんに「大人ってなんでしょう?」と聞かれたら即答しますね。「チーズが買えることです」って。フレッシュもハードも青カビも白カビもなんでも来い!ブリーやミモレットも良いけど、QBBやベルキューブも良いよね!元気にしてるかなぁ、妻夫木くん。
だから、蕎麦がきアレンジレシピには今後、チーズは頻出すると思います。蕎麦がきは使用しないで、チーズしか食べない回すらありますよ、きっと。蕎麦がきなんてもういいんじゃないかなぁ…馬鹿野郎!
☆今回は蕎麦がきの「モチモチ」を活用しよう!
何回か前の記事でアレンジレシピの考え方について書きました。今回は蕎麦がきのモチモチ感を何かと「置換」できないかな?と考えたんですが、すぐに思い浮かんだのがニョッキでした。
ニョッキならゴルゴンゾーラのソース和え、つまりチーズが使えるじゃないか!よっしゃ、これでいこう!なんなら蕎麦がき入れないでソースだけ舐めてもチーズを堪能できるしな…馬鹿野郎!
「蕎麦がきのゴルゴンゾーラクリーム」(2人前)
(材料)
☆基本の蕎麦がき
・蕎麦粉・・・75g
・ 水 ・・・150ml
☆ゴルゴンゾーラソース
・ゴルゴンゾーラ・・・1パック(今回は45gでした)
・生クリーム・・・・・1パック(200ml)
・オリーブオイル・・・適量
・にんにく・・・・・・少々
・塩・・・・・・・・・少々
・胡椒・・・・・・・・少々
※この瓶のニンニク、みじん切りになってて便利ですよ。手抜けるところはどんどん抜きましょう!
(作り方)
①まずはソースを先に作りましょう。フライパンにオリーブオイルとニンニクを。
②ニンニクの風味が出てくるまで弱火で炒めましょう
③そこに生クリームをドバッと投入!フツフツと火が通るまで熱します
④ゴルゴンゾーラを細切れにして投入!溶けるまで火を入れます
⑤塩少々してソースは完成
⑥蕎麦がきはいつも通り
⑦手に水をつけて小さく丸めてください(火傷注意!)
※写真撮影用に並べましたが、本来はどんどんソースの中に入れてください
⑧ソースに投入し火にかけながら絡めてください
⑨皿に盛り付け胡椒を振って完成!
☆実食!
いや、正直2回目にして大アタリ引き当てました。めちゃくちゃ美味かったです!あまりに違和感なく食べ終わったので、(待てよ。これ、ニョッキとほぼ変わらない、つまり蕎麦がきである意味がないってことでもあるのか?)とも思いました。
しかし妻に確認してみたところ、「いや、蕎麦がきの味も消えてないから、やっぱりこのレシピで作る意味あるよ」と太鼓判頂きました。可愛いんだから。
やはり前回の焼きまんじゅう風でも思いましたけど、蕎麦がきってアッサリ風味の食べ物に思えて意外に主張が強いんです。なのでチーズ、しかもゴルゴンゾーラくらい強いものぶつけても蕎麦がき負けずに主張してきます。それが悪く作用する場合もあるでしょうけど、今回は相乗効果となってとても美味しくなったのです。
しかもこのレシピ、めちゃくちゃ簡単です。全部で10分もかからないんじゃないかな?「ワイン飲んでんだけどもう一品欲しいな」って時なんかに、チャチャッと作れます(常時ゴルゴンゾーラが冷蔵庫にあるかどうかは疑問ですが。普通のとろけるチーズとかでも応用できるのかな?)。今回は2人前の分量なんで、つまみ用には半分でも良いですね。
今回のレシピは片手袋で例えると、これです!ぷっくらモチモチの感じがニョッキ風蕎麦がきを思い起こさせますね!完全にそうですね!
よっしゃ、これは楽しくなってきたぞ!次は何作ろう?