空海法師の神社巡り

空海法師が今まで巡った神社を、実際に感じた御利益や見所、感想など交えて紹介。

猿田彦神社(さるたひこじんじゃ) 二俣

2016-03-02 21:25:44 | 神社紹介
所在地
京都府福知山市大江町二俣 大江町二俣向山93-2

ご祭神
猿田彦大神

御利益
開運
招福
交通安全

元伊勢両宮を結ぶ里にある
猿田彦神社(二俣)


こんにちは、空海法師です。

今日は、京都の福知山市にある猿田彦神社を紹介します。

福知山市には元伊勢皇大神社、元伊勢豊受神社があります。
元伊勢とは、現在の伊勢神宮が鎮座するまでに一時的に御神体が祀られた場所です。

福知山市の元伊勢は、数ある元伊勢の中でも伊勢に近いというか似ているというか共通点があるというか。
なので、伊勢にも猿田彦神社があるから、探してみたら福知山市にもあった。(^o^)

さぁ、福知山市の猿田彦神社はどんなところだろう?

目印は、京都丹後鉄道の二俣駅。
この鉄道の駅舎と逆側にあります。


鳥居は木造で神明鳥居。


鳥居をくぐって少し行くと、社殿がある。


棟木に「猿田彦神社」と書いてある。


さて、この神社はちょっと行き方難しいかも?(´・ω`・)?
駅前には猿田彦公園があり、そこからガードの下をくぐって、線路向こう側にいくとある。

なんでこんなことを書いたか?
私は、ちょっと迷ってしまったから。(^^;
最近は、参拝客が増えて、地元の方が案内板や幟を設置しているようだが。

この辺りは、大江山の鬼伝説がある。
猿田彦公園の看板には鬼の子がかくれんぼしているようなオブジェが。(^o^)
昔、日野日出志って恐怖漫画家の作品にこんな顔のキャラがいたような…


ベンチは鬼の足跡になってる。 


公園の前を流れる河は、宮川。
別名、五十鈴川。
伊勢と符号しますね(^o^)


皆さんも参拝してみよう!o(^o^)o

宝登山神社(ほどさんじんじゃ)

2016-02-28 00:39:18 | 神社紹介
所在地
埼玉県秩父郡長瀞町1828

ご祭神
神日本磐余彦命
(かんやまといわれひこのみこと)
 =神武天皇
大山祇神(おおやまつみのかみ)
火産霊神(ほむすびのかみ)

御利益
商売繁盛
厄除け
火難除け

公式サイト

山の名の由来にもなった山犬伝説が残る
宝登山神社


こんばんは、空海法師です。
今日は、埼玉県秩父にある宝登山神社を紹介します。

景行天皇の時代、日本武尊が遥拝しようと山頂に向っていると山犬が出てきて道案内をしたらしい。
その途中、猛火にあい動けない状態になったが、山犬が火中に飛び入り火を消し止めた。そして日本武尊は無事頂上へ登り遥拝することができた。
このことから「火止山」の名が起き、のちに「宝登山」となったという。


なるほど、宝の山があるわけではないのですね(^^;

山犬が大山祇神の神犬であった事で大山祇神を祀り、
防火守護のため火産霊神を祀り、
神武天皇と合わせて祀り社殿を建てたのが起源とされますが…
神武天皇はどういう由来で祀られたのか?謎だ。(-ω- ?)

拝殿。
三峯神社と同じく、派手な装飾が施されている。


狛犬。
子供連れていますね。(^o^)


秩父地方の山間部には山犬信仰があります。
三峯神社の眷族は狼で、大口真神という神様です。
日本武尊を助けた山犬は、大口真神なんでしょうかね。

境内には無いですが、山頂の奥の院には、狛狼がいらっしゃるようです。
いつか行きたいな(^o^)

2011年5月に発行の「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」において、1つ星に選定されたらしい。
てか、ミシュランに選ばれてる神社は、他にもあるようだが、具体的に聞いたのは初めてだな(^o^)

三峯神社(みつみねじんじゃ)

2016-02-20 23:05:49 | 神社紹介
所在地
埼玉県秩父市三峰298-1

ご祭神
伊弉諾尊 (いざなぎのみこと)
伊弉册尊 (いざなみのみこと)

御利益
火除け
盗難除け

公式サイト

珍しい狛狼と三つ鳥居
三峯神社


こんばんは、空海法師です。

今日は、埼玉県秩父にある三峯神社を紹介します。

三峯神社といえば、珍しいものが2つあります。
1つは、狼。


三峯神社の眷族(けんぞく)は、狼です。
なので、この神社では、狛犬ならぬ狛狼が鎮座します。
てか眷族って、祭神に因むんだが、ここは違うようだ。
この狼は大口真神(おおくちのまがみ)という神様で、この辺りでは信仰がある神様です。
つまり、狼自体に信仰があるわけだね(^o^)

2つめは、三つ鳥居。
これも、珍しいですね。


ここ以外では、奈良県の大神神社(おおみわじんじゃ)の拝殿内や、その近くにある檜原神社で見ることができます。
ところで大神神社って、普通に読めば「おおかみじんじゃ」だな。
ん?狼?おおかみ?
偶然か?これは…( ̄□ ̄;)!!

さて、この神社は景行天皇の時代に日本武尊(やまとたけるのみこと)が創建したという。
実に1900年ほど前の話だ。
かなり歴史のある神社ということだね(^o^)

参道を進むと、日本武尊が遠目に見える。
フレンドリーに手を挙げているぞ。(^-^)/


随神門
関東の神社って装飾が凝ってるよねo(^o^)o


拝殿もほら。(^o^)
てか近すぎて、写真に入りきらないな(^^;


拝殿前の階段から。
逆光で鳥居が暗い(^^;


水を掛けると龍が現れるという石板。
つい最近、辰年から現れたって。
3年ほど前からだね。( ̄□ ̄;)!!


鉄製の狛狼。
手がもげた痕があるのは、戦時中に鉄不足で持っていかれたんだが、終戦したから戻って来たらしい。よかったね(^o^)


この神社は「気守り」が有名。

私は赤いのを購入したが、白い御守りが毎月1日に限定販売されるらしい。
芸能人だかスポーツ選手が、紹介してから流行ったのかな。

雰囲気としては、気に満ち溢れた神域という感じだ。
ご利益はあると思う。
かといって、自分が弱っている時に参拝すると気に当てられて、疲れるかも?

奥の院もあります。
神社からは妙法ヶ岳の山頂まで、片道90分の登山になるみたい。
昔から修験道の修業の地だったようだ。
今度行く機会には行きたいな(^o^)

日吉大社(ひよしたいしゃ)

2016-01-08 18:44:27 | 神社紹介
所在地
滋賀県大津市坂本5-1-1

ご祭神
西本宮:大己貴神(おおなむちのかみ)
東本宮:大山咋神(おおやまくいのかみ)

御利益
方除け
鬼門除け
家内安全
商売繁盛
天台宗の守護

公式サイト

比叡山延暦寺の鎮守社
日吉大社


こんにちは、空海法師です。

年が明けて1週間。今日は、申年に因んで、日吉大社を紹介します。

何で申年で日吉大社?
ご存じの方もいるかもしれませんが、この神社の神使(しんし)は、猿なんですよ。


さて、日吉大社は、比叡山の麓にあり、境内にある40ほどの神社の総称です。
うち、中心なのが山王七社と呼ばれる以下の神社です。

西本宮:大己貴神(おおなむちのかみ)
東本宮:大山咋神(おおやまくいのかみ)
牛尾宮:大山咋神荒魂(おおやまくいのかみのあらみたま)
樹下宮:鴨玉依姫命(かもたまよりひめのみこと)
三宮宮:鴨玉依姫命荒魂(かもたまよりひめのあらみたま)
宇佐宮:田心姫神(たごりひめのかみ)
白山宮:菊理姫命(くくりひめのみこと)

さて、もともとは大山咋神を地主神として祀る神社でしたが、
天智天皇が大津京を開いてからは、奈良県の大神神社から大己貴神を勧請して、都の鎮護を。
延暦寺が出来てからは、延暦寺の鎮守社となる…そんな歴史のある神社です。

また、この日吉大社は、全国の日吉神社(ひよし、ひえ)、日枝神社(ひえ)、山王神社(さんのう)の総本宮です。
比叡山は、昔は日枝の山と呼ばれていたようですね。
山王ってのは、天台宗に由来するようです。
唐の天台山国清寺が地主神として「山王弼真君(さんのうひつしんくん)」を祀っていることから、この日吉大社を、山王としたらしいです。

前に何かで、山王とは山の王、つまり猿だから、大山咋神は猿の王だか神だかという記事を目にしたことがある。
だから、神使は猿。
山の王って、私の頭には熊が浮かんだよ(^^;

こういう説もある。私はこちらを推したい。
大山咋神が猿かどうかはわからないが、山の地主神で、山に杭を打って山を鎮めるという神らしい。
またこの辺りは猿が今でも出没する。私も実際目撃したし。
そんな猿は、魔除けの動物とされます。北東を鬼門(丑寅:うしとら)の方角なんていいますが、未申(ひつじさる)は南西、つまり鬼門の逆だからね。
だから大山咋神の鎮める山に棲む魔除けの猿は神の使いなのでしょうね。o(^o^)o

さて、神社の紹介を。

県道47号沿いに見えてくる鳥居


参道を進むと変わった形の鳥居がある。
日吉大社独特の鳥居で、山王鳥居という。三角が、印象的。(^-^)/


猿が飼われている。神猿と書いて「まさる」と読むらしい。


西本宮の楼門


楼門には猿が彫ってある。みんなも実際に見つけてみよう(^-^)/



西本宮。


西本宮楼門前の大宮川。奥の方に宿がある。夏場は川床もやっているようだ。(^o^)


広い境内を進んで、色々はしょって東本宮の楼門
…写真少な( ̄□ ̄;)!!


東本宮


この神社の特徴は、社殿の廻りに堀があることかな。大宮川から水を引いていて、せせらぎが聞こえる。これは珍しいね(^o^)


山王神輿。
山王七社分揃っていたが、西本宮と東本宮の写真だけ(^^;
ちなみに、全国の神輿のルーツは、この山王神輿らしいよ。
てか、反射して見えにくい…(;´∀`)


改めて、ブログに書こうとすると、情報足りないな(^^;
申年だから、今年中にリベンジだなo(^o^)o

九頭龍神社(くずりゅうじんじゃ)

2015-12-31 14:25:41 | 神社紹介
所在地
長野県上水内郡戸隠村

ご祭神
九頭龍大神(くずりゅうのおおかみ)

御利益
水分神
水口神
雨乞い
五穀豊穣
虫歯
開運守護魔除け


公式サイト


戸隠神社の地主神
九頭龍神社


こんにちは、空海法師です。

今年もあと10時間ほど。
最後の更新をすることにしました。(^-^)/

今回の紹介は、戸隠五社最後の九頭龍神社です。
この神社は、奥社と同じ境内にあります。


奥社を紹介した時は、初めてブログを書いた時だったから、境内の紹介が少なかったが、今回はそれも踏まえて紹介しますね。

じゃ、はりきっていってみよう!o(^o^)o

戸隠神社奥社と境内を共にするので、入り口には戸隠神社とある。戸隠森林植物園とも書いてある。


鳥居をくぐると、奥社まで1900mとある。参道は2キロ近くある。
そんなに登りのイメージはないが、行くならハイキング用の履き慣れた靴がいいよ(^o^)


最初は、参道というよりなるほど植物園って感じ。


1キロ歩くと随神門が見える。ここでちょうど半分くらい(^^;


随神門近くの灯籠。彫られているのは龍。地主神の九頭龍大神だろうか?


随神門を抜けると杉並木。雑誌なんかで紹介されている景色になるよo(^o^)o
スピリチュアル的に…よりは、マイナスイオンたっぷりの自然を感じる。
参道を歩くだけで癒やされるような気がします。p(^-^)q


奥社の後ろのギザギザな山が戸隠山です。
天岩戸の扉としては、非常に大きいよねw(゜o゜)w


九頭龍神社の本殿。
ここも仏教との習合があるから、建築様式も中社、宝光社に通じる。


一方こちらは、奥社の社殿。
うん、よくみる神社らしい建築様式ですね。


ところで、
神社が主体で、それに付随する寺が神宮寺。
寺が主体で、それに付随する神社が、鎮守社。

奥社が主体なら九頭龍神社は、神宮寺なのかも?
でないと、奥社の建築が影響少ない理由が説明しにくいなぁ。
誰かわかります?(´-ω-`)

ちなみに、冬は深い雪に覆われる。
つまり、雪のある時期は参拝出来ない。
それもまた、神秘的だ。
お気に入り神社の一つです(^-^)/

では、皆さん、今年もご愛読ありがとうございました。良いお年を。m(_ _)m