空海法師の神社巡り

空海法師が今まで巡った神社を、実際に感じた御利益や見所、感想など交えて紹介。

玉置神社(たまきじんじゃ)

2015-08-29 12:45:47 | 神社紹介
所在地
奈良県吉野郡十津川村玉置川1番地

ご祭神
国常立尊(くにとこたちのみこと)
伊弉諾尊(いざなぎのみこと)
伊弉冊尊(いざなみのみこと)
天照大御神(あまてらすおおみかみ)
神日本磐余彦尊(かむやまといわれひこのみこと)

御利益
天下安泰
悪魔退散

公式サイト

玉置山に鎮座する熊野三山の奥の院
玉置神社


こんにちは、空海法師です。
熊野シリーズ、第7弾にして最終回。今日は玉置神社を紹介します。


この神社は、標高1076mの玉置山の山頂近くにあります。
近くまで、車で行けます。


車で行けるとはいえ、標高高いしね。冬場は危険かもね。
900m級の愛宕山の愛宕神社でも雪だったからなf^_^;

昔はこの辺り一帯は、修験道の修行の場所で、役行者や弘法大師などもこの地で修行したらしい。
参道の周りの景色はこんな感じだしね。山深い。


まぁ、そんな場所だからというのもあるし、そもそも玉置山にたどり着くのも時間かかるし、困難。
それ故に、この神社も来るものを選ぶと言われています。

参道をしばらく進むと、また鳥居が見えてきます。いよいよ到着です。


参道脇の杉も立派だ。


ご利益の悪魔退散…
珍しいですね。日本で悪魔という表現は。
やまとなる 玉置の山の 弓神楽
弦音すれば 悪魔退く

と謳われているようです。


玉置神社には、弓神楽というものが伝わっているそうです。
いつか、生で見てみたいo(^▽^)o
滋賀の御上神社も悪魔除けがご利益で、悪魔=大ムカデだったが、玉置神社の指す悪魔とは、なんだろうか?~(・・?))

社殿の雰囲気が幻想的に撮影出来た。o(^▽^)o


拝殿


拝殿には、こんな彫刻があるよ。鉾を持っているね。誰だろうか?


山頂に向かう山道を登っていくと、玉石社があります。
ご祭神は大巳貴命


木の根元には白い玉砂利から、わずかばかり地表に顔を出した丸い石があります。この石がご神体で、この石は地中にどれだけ埋もれているのかわからないらしいです。
ん?それって、要石じゃないのか?
鹿島、香取、高千穂でも見かけたな。


この石が玉置神社のそもそもの始まりだそうです。
神武天皇御東征の際、この地で兵を休め「十種神宝(とくさのかんだから)」を、この玉のような石の上に置いて勝利を祈ったと伝えられていて、それが玉置(たまき)という由来だとか。

霊石三ッ石神祠
ご祭神は、
磐裂神(いわさくのかみ)
石折根神(いはさくねのかみ)
軻遇突智神(かぐつちのかみ)
こちらの磐座もパワーありそう。


山頂にたどり着いた!( ´ ▽ ` )ノ


山頂からの景色。
神聖な場所ということも相まって、静かで、気持ちいい( ´ ▽ ` )ノ



参拝の際はお気をつけて( ´ ▽ ` )ノ


大斎原(おおゆのはら)

2015-08-27 22:03:42 | 神社紹介
所在地
和歌山県田辺市本宮町本宮1

熊野本宮大社の旧社地で日本一の大鳥居がある
大斎原




こんばんは、空海法師です。

今日は、熊野第6弾として、大斎原を紹介します。

大斎原と言われているこの場所は、熊野本宮大社が鎮座していた場所です。

熊野川と音無川と岩田川の合流点の中洲だったようです。
中洲の神社へ参拝するには橋が無く、川を直接渡るしか無く、川に浸かることで禊出来たらしい。
神聖な場所は、身を清めてから訪れるということでしょうね( ´ ▽ ` )ノ

ところが、明治に大水害が起こり、社殿が川に飲み込まれてしまったため、熊野本宮大社は現在の場所に移設されたとのことです。

う~ん、今は川の流れが変わったのかな?そんなに水害にあうようは場所ではない気がしますが…f^_^;

大斎原の特徴は、なんといっても大鳥居。高さは日本一の34m∑(゜Д゜)
こいのぼりと比べても、かなり高いことがわかる。


日本一の大鳥居を建てた意義について書いてある。
心意気を感じますね~( ´ ▽ ` )ノ


鳥居には、八咫烏が!
熊野らしいですね。


手水鉢には、蘇。
そして玉の方には魂と彫られている。
魂が蘇る…日々の疲れからの気枯れが解消されたらいいですね( ´ ▽ ` )ノ


境内は、木々に囲まれているが、写真はここまで。撮影禁止なんだってさ。


静かで雰囲気の良い場所でした。( ´ ▽ ` )ノ

熊野本宮大社(くまのほんぐうたいしゃ)

2015-08-22 16:21:32 | 神社紹介
所在地
和歌山県田辺市本宮町本宮

ご祭神
家都美御子大神(けつみみこおおかみ)

御利益
商売繁昌
開運招福
衆災消除
無病息災
交通安全
大漁満足
心願成就
未来

公式サイト

全国の熊野神社の総本宮
熊野本宮大社


こんにちは、空海法師です。

久々の熊野シリーズ再開です。
今回は、第5弾。熊野本宮大社です。


祭神の家都美御子大神は、樹木を支配する神で、それが紀の国(木の国)の由来となっているらしいです。
土地の名前の由来になるくらい熊野の影響力が強いことを表しているようです。
まぁ実際、このあたりは森林地帯だからなぁ。( ´ ▽ ` )ノ

この神社のすぐそばの景色。
七越峯も熊野川も雄大な感じがする( ´ ▽ ` )ノ


参道は右側通行だ。普通多いのは左側通行なんだよ。だから、わざわざ書いてあるんだね。♪( ´▽`)



熊野本宮の牛王符。本宮のは烏の88羽で構成されているようだ。
絵馬型のこの大きな板には、色んな人の願い事が書かれていた。


境内を進むと、隋神門に到着!
日本の心…なんだか重みありますね( ´ ▽ ` )ノ


撮影禁止だから社殿の写真撮らなかったが、代わりにこの案内板をf^_^;
参拝には順序もあるようだ。


八咫烏は、本宮では智・仁・勇、天・地・人を表すとされていて、人生の道開きや、交通安全で信仰されているようです。o(^▽^)o


八咫烏ポスト
これに手紙を入れると鬼○郎が来てくれる…んじゃないf^_^;
このポストの黒い色は、八咫烏の色であり、このポストから手紙を出すと、なんと社務所で「出発の地より心をこめて 熊野本宮」というスタンプを、押してくれるのだとか。旅の記念にこのポストから手紙を出してみては?


昔から蟻の熊野詣でと言われたり、熊野御幸が行われてきたり、信仰が厚い神社です。
今の日本の信仰の源流というか、忘れかけていたものを思い出させてくれる気がします。( ´ ▽ ` )ノ

丹生川上神社 中社(にうかわかみじんじゃ なかしゃ)

2015-08-15 12:04:34 | 神社紹介
所在地
奈良県吉野郡東吉野村小968

ご祭神
罔象女神(みづはのめのかみ)

御利益
水一切を司る神様
水利の神
祈雨・止雨を司る雨の神
必勝の神

公式サイト

川の合流点にある古来からの水神宗社
丹生川上神社 中社


こんにちは、空海法師です。

今回は丹生川上神社の中社を紹介します。


この地は、高見川、日裏川、四郷川が合流している所で、古来より水神信仰があったようです。


また、その地は、「夢淵」と言われ、神武天皇が大和に入る東征の際に、夢のお告げに従い戦勝祈願をした地でもあるとか。


神武天皇の石碑と、丹生神社という丹生川上神社中社の摂社がありますが…それは写真撮ってない(-。-;

さて、神社自体の創建は1300年前、天武天皇の時代と言われています。


先日紹介した下社と同じく、朝廷から特別な奉幣を受けた二十二社の1つでしたが、都が京都に移ったり、戦国時代にこの神社での祈願が途絶えたりで、丹生川上神社は所在がわからなくなります。Σ(゜д゜lll)

明治の研究調査で2社見つかり、それぞれ上社、下社とされました。
さらに大正になって東吉野村の蟻通神社こそが丹生川上神社だとなり、丹生川上神社は、3社になります。当時は、3つで1つとカウントされたらしいですが…

戦後の神社制度により、3つは別々の神社となりましたが、現在は今回紹介する神社が「丹生川上神社」と登記されているらしいです。

…と、神話の伝説がありながら、歴史に埋もれるなど、なかなかに特殊な経緯がある神社だと思います。

山の麓にあり、神社の前は川が流れている…古来より自然信仰されてきた場所という感じがします。


神社の前を流れる高見川の水は、澄んでいて綺麗だ( ´ ▽ ` )ノ


この神社にお参りの際は、最後に次の言葉を付け加えるといいと書かれています。ご利益いただけますように(^人^)


拝殿の中には、白馬と黒馬の絵馬が飾られています。祈雨・止雨の祈願の由来に因んでいるようですね。( ´ ▽ ` )ノ


鈴の上には、十八菊花紋と太陽と月の紋章が!
十八菊花紋は神事の際に使われるもの、太陽と月の紋は、昼と夜に全てのものを照らし、命と力を与えるという意味があると何かで見たが、命の源である水の信仰とは、活力を得ることなのかもしれないですね。( ´ ▽ ` )ノ


御守り買ったよ。てん気守り。(^ ^)
気を病んでいる人に水神の力で元気・気力・気勢・気運が得られる御守り。
手作りだからか?表情は、一つ一つ違うらしい。


嫁と息子の分も買ったよ。
そしたら、白馬と黒馬があしらわれたハンカチも戴いた。o(^▽^)o


過ごしやすい雰囲気の神社でした。( ´ ▽ ` )ノ