そらんぢ堂

『そらんぢ』の【墓標】

他人任せの歳時記❄

2022年12月22日 17時00分00秒 | 言いっ放しな独り言
冬至かぁ。
それすら忘れていた。

冬至十日前とは良く言うけれど、それを確認しようにも、今の場所に越してきてから空を見上げなくなってしまったし、体感的な日の長さを感じる事もなくなってしまった。

今の私の場合、季節感はあくまでPCの画面越しに見知らぬ誰かが届けてくれるもの。

他人任せの歳時記でも、まあそれもアリでしょうかね。



言の葉供養0149

2022年12月22日 12時00分00秒 | 言葉遊び、言の葉供養
『風と空と僕と』

風は
どこで生まれ
どこで消えるのか

空は
どこから始まり
どこで終わるのか

僕は
いつから僕で
いつまで僕なのか

仕組みがきっと
そうなのだから

仕組みがきっと
そうなのだから

だから答えは
遥かに遠く霞んでる

※12/20に某所に書下ろしで載せてすぐ消したもの。

早まった特別ルーティン😥

2022年12月19日 20時30分00秒 | 日常記事
日々、決まったルーティンで動くロボットなワタクシ🤖

毎年年末年始は、ヘルパーさん、看護師さん、PTさん、ケアマネさん、暦での具合によってはゴミのおじちゃんまで、通常ルーティンから特別ルーティンへとシフトする🗓🎌🎉

今年も最終週から特別ルーティンへの移行の予定だったのだが、ヘルパーさんの事務所でコロ助罹患者が出たらしく、急遽明日から様々な場面での特別ルーティンへのシフト開始となってしまった🏁

本来なら明日は、午前中に訪問看護で午後にヘルパー(食材買い出し等)なのだが、とりあえずの明日は、どちらも午前中🕙と言う事に😅モロ被りだけど…なんとかなるっしょ❓😆

とにかく明日から特別ルーティンへとシフトするワタクシでありんす🙆✨

小咄『そらんぢ堂~あなたの走馬燈お預かりします~①話』🎅

2022年12月17日 19時00分00秒 | 小咄
【そらんぢ堂~あなたの走馬燈お預かりします~①話】

部屋の中は全体的に冷えていた。
うとうとする彼の足許には電気ストーブがあり、二段式の電熱部の上方だけを点けていて、ふわりと身近な空間だけを無音で優しく暖めていた。

時折音を発している画面と一体型のパソコンの画面には、雪夜のケベック旧市街地を歩きながら撮した映像が流れていた。

ふと、何者かの気配を感じて、彼は穏やかに覚醒してみる。

小さな女の子が立ったまま、パソコンの載るデスクに手をついて画面を覗き込んでいた。

「おじちゃん」
彼は答える。
「ん?なんだい」
「これはサンタさんのおうちの近く?」
彼は画面を確認する。
「残念だけどここは違うみたいだね」
そう言うとマウスとキーボードを動かせる左手だけで操作して、
「ほら、これがサンタさんの村だよ」
と、小さな女の子にサンタクロースビレッジの映像を見せた。

きらきらと輝く瞳で、食い入るように画面を眺める女の子。

「私ねぇ、病気が治ったらサンタさんに会うんだ」
「そうなんだね」
「うん、ママとパパと約束したの」
「じゃあ早く治さないとね」
「うん!」

にこやかに笑った女の子。
その頭を優しく撫でてやる事しか、彼には出来なかった。

どれくらいの時間が過ぎたろう。
短いような長いような。

彼の左手には、既に女の子を感じるものが何もなかった。

麻痺する右半身の足も手も、少し寂しそうな痛みを発した。

小さな女の子がサンタさんに会う事は叶わない。

ここは『そらんぢ堂』で私は主の『そらんぢ』、黄泉の国から戻されたもの。

なんの因果が、なんの意味があるのか分からない。

ただ…今こうして、さっきまで『生』を感じていた小さな女の子が最期に見た夢『走馬燈』を、この手に預かり、そして深淵の入り口にそっと流す役目を淡々とこなすだけ。

窓の外で風が鳴いた。
夜と一緒に誰かも泣いた。

パソコンの画面ではフィンランドの雪景色に、クリスマスライトが淡く反射していた。

ー①話完ー





1995~2010年の手帳(日記兼用)の処分🗑

2022年12月17日 15時30分00秒 | 日常記事
実は先日から、1995年から2010年までの日記とスケジュール兼用の手帳を処分していた🗑



処分といっても、養生テープでグルグル巻にして、燃えるゴミとして出すだけなのだが🔥



以前より終い作業中の実家から送られて来た古い写真を、スキャナでPCに取り込んだ後に、同じように養生テープでグルグル巻処分をしてきた(まだまだ続く)のだが、この手帳の数々が送られてきた事により、並行しての作業がめちゃくちゃ増えた😵

幸いここのところは、あまりブログに気持ちが向いてなかった(今回ネタが出来たので書きました)ので、黙々と作業に集中出来ました✨

しかし見返してみると、この手帳に書き込まれた日々の中に、初めの結婚や子供の誕生や離婚、二回目の結婚やその間の様々な流れが刻まれていたけれど、今となっては特別な感慨もなく『流れ去った時』でしかないのだなと再確認出来た💡

この先に逝く事しか待たない者の思考なんて、これくらいでちょうど良い😇

作業は今日も続く…💦