そらんぢ堂

『そらんぢ』の【墓標】

言の葉供養0232

2023年06月30日 19時00分00秒 | 言葉遊び、言の葉供養
『違うもの見てた』

今ではもう
少しだけ昔

二人きり
寄り添って

梅雨明けの夜空
見上げたね

同じ空を
眺めたのは事実だけど

きっと互いに
星屑の遙か先に

見ていた世界が
まるきり違ったんだね

あの日の星空は
星影すら残さずに

淡く消えて
久しいけれど

この季節が
周り来ると

小さな痛みと共に
思い出すんだ

違ったもの
見てた夜を

※某アプリ内に書き下ろしたもの。

言の葉供養0231

2023年06月30日 13時00分00秒 | 言葉遊び、言の葉供養
『Sentimental Rain』

降り止まない雨が

何故だかあのヒトの
涙を思い出させる

冷めきったコーヒーしか
喉を通らない

そんな日だってあるさ

少しだけ
窓を開けてみる

雨の匂いが
鼻腔の奥を優しく刺激する

雨ある情景が
ちょっぴり滲みだした

※某アプリ内に書き下ろしたもの。

言の葉供養0230

2023年06月30日 12時00分00秒 | 言葉遊び、言の葉供養
『Nightmareなんかに』

ナイトメアなんかに
負けるなよ

所詮それは
心と頭の小さなバグ

それ以上でも
以下でもなくて

向こう側に旅をして来た
俺が言うのさ

だから敢えて
もう一度

ナイトメアなんかに
負けるなよ

その夢に
大した意味など

これっぽっちも
ないのだから

※某アプリ内で応援歌代わりに書いたもの。

言の葉供養0228

2023年06月30日 07時30分00秒 | 日常記事
『今日の送り方、明日の迎え方』

今日の送り方は
ただ静かに

走馬燈リストに
落とし込むこと

明日の迎え方は
無垢になって

新たな自分で
生まれてみること

難しさなんて
何も在りはしない

昨日を振り返るなら
それはもう

走馬燈の一部を
覗いているの

※6/30未明に書いて寝落ちで載せ忘れたもの。