『違うもの見てた』
今ではもう
少しだけ昔
二人きり
寄り添って
梅雨明けの夜空
見上げたね
同じ空を
眺めたのは事実だけど
きっと互いに
星屑の遙か先に
見ていた世界が
まるきり違ったんだね
あの日の星空は
星影すら残さずに
淡く消えて
久しいけれど
この季節が
周り来ると
小さな痛みと共に
思い出すんだ
違ったもの
見てた夜を
※某アプリ内に書き下ろしたもの。
『Sentimental Rain』
降り止まない雨が
何故だかあのヒトの
涙を思い出させる
冷めきったコーヒーしか
喉を通らない
そんな日だってあるさ
少しだけ
窓を開けてみる
雨の匂いが
鼻腔の奥を優しく刺激する
雨ある情景が
ちょっぴり滲みだした
※某アプリ内に書き下ろしたもの。
『Nightmareなんかに』
ナイトメアなんかに
負けるなよ
所詮それは
心と頭の小さなバグ
それ以上でも
以下でもなくて
向こう側に旅をして来た
俺が言うのさ
だから敢えて
もう一度
ナイトメアなんかに
負けるなよ
その夢に
大した意味など
これっぽっちも
ないのだから
※某アプリ内で応援歌代わりに書いたもの。
『それしか出来ない』
だって
ごめん
俺は
篭の中の鳥
ここから
願って
応援して
見守って
それしか
出来ないから
俺は
篭の中の鳥なんだ
もうずっと
一人きりの
寂しさには
慣れすぎて
6/30に某アプリ内に書き下ろしたもの。
『今日の送り方、明日の迎え方』
今日の送り方は
ただ静かに
走馬燈リストに
落とし込むこと
明日の迎え方は
無垢になって
新たな自分で
生まれてみること
難しさなんて
何も在りはしない
昨日を振り返るなら
それはもう
走馬燈の一部を
覗いているの
※6/30未明に書いて寝落ちで載せ忘れたもの。