『齢を重ねる度に』
齢を重ねる度に
失望や哀しみ
悔しさなどが
大きくなっている
そんな気がしている
反対に
怒りや
その他の激情
そういったものは
よりマイルドに
大人になって
真の諦めを覚えた
せいだろうか
哀しいことなんだろか
虚しいことなんだろか
名も無き雑草が
風に揺れるのを
終末の縁側で
静かに眺める僕だ
※某アプリ内に書いたものに加筆修正し、タイトルを付与したもの。
I want a friend with whom I can talk a lot.I'm all alone today too.
『見送りの季節』
綿毛は全て飛び去り
芋虫は羽化して蝶になり
若葉は色濃い緑に変わる
だのに
私は未だ何も変わらずに
今年もこんな風景を
ただ黙って見送っている
罪と罰
生かされた意味
その答えなど
見つかる筈はないのだろう
そう自答しながら
※某アプリ内に載せたものにタイトルだけ付けたもの。
『優しい夜の仕上げ』
優しい夜に
する為の
最後の
仕上げ
妄想世界の
ランデブー
二人秘密の
ランデブー
君と僕との
ランデブー
※某アプリ内に載せたものにタイトルだけ追加したもの。
『月からの手紙』
電子世界の
言の葉なんて
アーカイブ
しないまま
削除して
しまったならば
そのまま無に
帰してしまう
月の君が
くれた手紙
当たり前に
手書きの手紙
なるほど
温もりさえも
何年経っても
しっかり残ったまま
今も綺麗に
残ったまま
※某アプリ内に載せた駄文に加筆修正したもの。