2015年7月18日のWHOの情報によると、中国の国家衛生・計画出産委員会(NHFPC)は7月16日に、死亡者3人を含む新たな鳥インフルエンザA(H7N9)ウイルス感染者5人を確定検査で確認したことをWHOに報告しています。発症日は2015年5月26日から6月18日までで、患者の年齢幅は58歳から77歳、平均年齢は66歳でした。5人全員が男性でした。3人が死亡し、残る2人は報告の時点では容態が重篤とのことです。全ての患者での家禽との接触機会が報告されており、現在のところ集団感染は報告されていません。
患者は、安徽省(2人)、江蘇省(1人)、上海(1人)、浙江省(1人)の4つの省から報告されました。
2か月前と比べて感染者は減っていますが、鳥インフルエンザA(H7N9)感染者は、今後も周辺地域で散発的に発生することが予想されます。もし、流行地域から国境を越えて旅行する方は、旅行中又はその到着後に他の国で感染者が発見されるかもしれません。もし、このような事例が発生しても、このウイルスは、簡単に人から人への直接感染を起こす能力はなく、地域レベルで感染が拡がるとは考えられません。
WHOは、鳥インフルエンザの発生が確認されている国への渡航者に対し、養鶏場への立ち入り、生きた家禽類をさばく市場での動物との接触、家禽を解体する場所への立ち入り、家禽や動物の排泄物で汚染されているとみられるあらゆる物品との接触を避けることを勧めています。
渡航者は石鹸と水で手をよく洗い、食品の安全と衛生習慣に注意してください。
中国に滞在される方は、今後も情報に注意していただくとともに、手洗いや咳エチケットをこころがけてください。また、鳥に直接触ったり、病気の鳥や死んだ鳥に近寄ったりしないようにしてください。
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